コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: *.・.キ ミ ガ ス キ (実話).・* ( No.253 )
- 日時: 2010/07/05 17:44
- 名前: ☆風花☆ (ID: nGuu1StL)
1月17日 日曜日
さてさて、やって来ました駅伝!!
「スッスッ、ハァー」
と、深呼吸。
「風花大丈夫?
頑張ってね!!」
と、声をかけてくれたのは
小学校から仲良しで、家がめちゃめちゃ近く、
同じ部活の”大崎唯奈”が言った。
「ぅん!!緊張するょ〜……」
「選ばれし者ょ!!いざ、出発ー!!」
「おっ……おー!!」
と、唯奈の言葉にノリにのった。
選ばれし者。いわゆる、
ホッケー部全員(1,2年生)で3kmを走り、
早くゴールした上位6名が、駅伝に参加する。
アタシはなんと、2位になってしまったので
出たくなかったのに
強制参加。
今は、部活のユニフォームを着ている。
緑色と黄色の服に黄色のズボンスカート。
サッカーのソックスみたいなものは
緑と黄色のしましま模様。
ブラジルみたいなので、
ホッケー部はこのスタイルを
ブラジルスタイルと呼んでいる。
「女子は15分後にスタートします。」
もちろん、1,2年生はマラソン大会。
駅伝に出る人は駅伝だけ。
「トイレに行く人はトイレに行ってください。
駅伝の方は移動をしてください。
各区ごとアップを開始してください。」
と、呼びかけがかかった。
アタシは、同じところからスタートをする
4区の美織先輩と一緒にトイレに行った。
駅伝は河川敷からスタートし、
山で2区の人と襷渡し。
2区の人はある商業高校の前で3区の人と襷渡し。
3区の人はスタート地点に来て、
4区の人と襷渡し。
5区は、2区と同じと人のところで
6区は、3区と同じ人のところで
襷をもらう。
つまり、1チーム全員で2周する。
_____
「トイレ、混んでますねー」
「ぅん。これはちょっと早くしてもらいたいね」
と、美織先輩とトイレの行列に並びながら
ペチャクチャ。
「ぁ!!」
ズボンに入れた襷が落ちた。
襷はズボンの中に入れないと
落ちてしまうらしい。
なので、ズボンの中に入れる。
アタシは、受付でもらった赤い襷を
ズボンに入れようとした。
そのとき___
「うっわぁ〜。
暢キモッ!!」
「キーモーイー」
と、言って来たのは
いつもの2人。
「野原っ……」
「きもいよ〜」
と、笑う野原。
「これがユニフォームだもん!!
しょーがないし!!」
「誰もユニフォームがキモィなんて言ってないし。
ォマエが着てるからキモイの!!」
「何それ!!」
「他のホッケー部の人は似合ってるのに、
ォマエだけキモィから目立つさ〜」
「キィィィイイイーッ」
そう怒ると野原はどっかへ行ってしまった。
______
無事にトイレに入ることができ、
女子はスタートした。
その合間にアップをした。
アップが終了とともに、女子も終了。
駅伝の1区の人は、本部に集まるようだった。
みんな、終結している。
アタシも行こうとした時___
ポンッ___
肩を叩かれた。
振り返ると___
「ねぇ、駅伝の人って本部に行くの?」
と、少し声が高めの少年。
「ぁッ!!利玖!!」
と、声を上げてしまったアタシ。
「んだょ。会うたびうるせぇーなぁ。
で、どうなの?」
「あぁ、集まるっぽいよ?」
「ありがと!!
ォマエも走るんだら?駅伝」
「見りゃ分かるでしょ。」
「意外だなって。」
「何?!」
「別に何でもない!!」
と、利玖は言って本部へ走っていった。
彼は”石川利玖”ホッケー部3年生の
石川花鈴先輩の弟。
利玖は今、小6。
アタシの一つ下。
アタシは小6の時、
彼と1年間委員会が同じで、
アタシがうるさいのか、いつも
「うるせぇー」
と、言ってきた。
それがきっかけで仲良くなった。
中学に入って花鈴先輩の弟が利玖と
初めて知った。
『マラソン大会、女子の後に男子の
スタート予定でしたが変更します。
駅伝を先にスタートさせます』
と、言われた。
「小学生が前でお願いします」
利玖はアタシの前に来た。
『いちについて___
よーい……ドンッ!!』
_________