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第１４話〜宝が…そんなふうに思ってたなんて〜

放課後になって、宝が家に来た。
帰る時は、サッカー部の宝が毎日遊んでる
クラスが一緒のあの２人とのぞみに
「ひゅーひゅーお熱いですねー！！」
って言われて…あたしと宝は顔を見合わせて笑った。
「なぁ、ひかる。話があるって言ってたけど…何？」
「えっとね…宝って、なっちゃんのこと
好きだったんでしょ。」
「うん。だけど、今はひかるのことが好きだ。」
かぁぁ…そんなに…真正面に言わないでよ…。
照れちゃう…。
「それで…なっちゃん…今も宝の事が好きなんだって
だから…明日、宝に告白するって…」
「そうなんだ。」
「ねぇ、宝…告白断ってくれる？」
「当たり前だろっ！！」
「そっかー…だけど、なんで宝はあたしなんかを
好きになったの？」
「それは…内緒！！」
「なんでー！！」
『ポカポカ！』
とあたしは、宝をたたいた。

……いいなぁ…こうゆうの…片思いとは、違うって
実感する…片思いの時は、ただ…こうなったら
いいなとかしか考えてなかったからな…
ドキドキするけど…それ以上にうれしい。

「ひかる。」
「へっ！？」
考えてたから、あたしはビックリしてしまった。
「お前こそ…お前モテルのに、なんでおれを
好きになったんだ？」
トクン…いっぱいあるよ…そんなこと…
「それ言ったら、オレも言ってやる！」


続く！！