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Re: 彼と私と弟(海外編行きました♪ ( No.37 )
日時: 2010/04/07 12:56
名前: 実姫 (ID: MQ1NqBYl)

第Ⅱ話
—電話—

イタリアについた。
長かったな。でもこっちではまだお昼だ。
日本は・・・きっと夜だろう。

「あっ、電話電話・・・」
私は鞄から携帯を取り出し、優平に電話をした。

RRR・・・

「はい?」
声は優平ではなかった。
「あの・・・実咲ですけど、優平は・・・?」
私は誰だか分からない声に言った。

「あぁ兄ちゃんね、今風呂だよ。ってかあんたイタリア行ってたんだ。」
なんで私を知ってるの?
兄ちゃんてことは・・・

「大樹のお兄ちゃん?」
私はそう言った。すると、

「そうだけど?悪い?」
「そっち、今何時!?」
「あー・・・12時。」
12時・・・?今何と・・・!?

「12時・・・って?どういう事?」
「夜中だよ。」
あぁ・・・やっぱりそうだったのか・・・

「もしもし?」
今度は優平の声がした。

「優平!?よかった・・・。」
「あぁ。無事着いたか?」
「今は空港。これから先生に会うの」
私は簡単に住む場所などを説明した。

「手紙書いてくんない?住所、分かるよね?」
「分かるよ。じゃあ落ち着いたころに書くよ。電話はなるべく毎日できればいいけど・・・」
私がそう話していると、遠くから、

「実咲!?」
という声が聞こえた。
きっと先生だろう。

「先生来たから行くね。お休み。」
「おう。お休み。」
携帯を切って私は先生の所へ行った。

また明日にでも電話しよう。