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第１７話
優平side

—思い出—

実咲の言ってた夢の話・・・・
俺は憶えていないんだ。

俺が小５の時の出来事・・・。

その時の記憶が俺には全くないに等しい。

何処かの寂しい場所で木の陰から女の子を見ていたのは憶えている。

俺から話しかけたんだ。

「ねぇ、遊ばない？」って・・・

寂しいから誰かと一緒にいたかったんだ・・・

名前を名乗ったのは憶えてる。
でもあの子の名前を憶えていない。

「み」がついたのは憶えてる。
でも詳しく覚えていない。

数年して俺の前に実咲が現れた。

何処か似てて驚いた。

小５の時会った女の子に・・・

あの子は一体誰なんだ？

未だに俺の頭から消えないんだ・・・


俺の頭から消えないのは何故なんだ・・・。