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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 彼と私と弟(海外編行きました♪ ( No.61 )
- 日時: 2010/05/14 20:20
- 名前: 実姫 (ID: 2vs8PEO6)
第21話
—思いもよらぬ道—
優平にきっちり伝えておこう。
私の思いを・・・
「優平、今日一緒にホールに行こう・・・。」
私は優平にそう告げた。
ホールは私と優平が出会った場所。
一緒に歌ってきた思い出の場所。
本当は一番最初に出会ったあの場所に行きたいのだが・・・
「別にかまわねぇよ。」
優平はそう言って私の手を握ってくれた。
もう少し一緒にいたかった____________
数分するとホールについた。
私は、
「優平、もう終わりにしない?このままだと私も優平も寂しい思いをしなくちゃいけないよね。本当はもっと一緒の時を過ごしたいけど私は一緒にいられないから優平と一緒にはいられないから・・・」
「何でいきなりそんな風になるわけ?」
「だって・・・一緒にいたら辛いじゃん・・・。」
「なんで?寂しく経って辛く経っていいじゃん。その寂しさと辛さを一緒に要る時に和らぐのを感じるのがいいじゃん。実咲は違うの?」
「違うわけじゃないけど・・・だってあんまり会えないんだよ!?優平は寂しくないの!!?」
私はそこまで言うと手で顔を覆った。
「寂しくないわけないだろ、一緒にいたいに決まってんじゃん。」
「じゃあどうして!?」
「実咲寂しいんなら俺が行けばいいんじゃねぇの?」
「へ?」
優平は小さな紙切れを私に渡してきた。
それは「留学願い届け」だった・・・
まだ何も書いていないがこれから書くつもりらしい。
私と同じ学校でおんなじように過ごしていきたいと言っていた。
でも・・・・・
やっぱり私の道は優平には押しつけたくないよ・・・・。
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