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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 彼と私と弟 ( No.8 )
- 日時: 2010/03/09 19:59
- 名前: 実姫 (ID: MQ1NqBYl)
第2話
—優平—
「ねぇ、何で優平兄ちゃんのとこ行くのぉ?」
大樹はそう私に聞いてきた。
「ん?別に。」
大樹には言えないのだ・・・
私と優平が付き合っているという事は・・・。
「あぁ!!大樹何やってんだよ。」
優平は私にくっついている大樹を見るとすぐに私から引き離した。
「何すんだよ優平兄ちゃん!!!」
大樹はそう言ってまた私にくっつこうとした・・・が、
「くっついてんじゃねぇよ。」
と言われ遠くに投げられてしまった。
「あーあ。大樹投げちゃダメじゃん。」
私はそう言って優平を見上げた。
「嫌だね。実咲にくっつく奴は排除だ。」
「優平、酷いよ?」
私は優平の言葉にそう答えた。すると優平は
「だって実咲は俺のもんだろ?」
と、甘えた感じの目で見てきた。
そんな目で見られたら何にも言えなくなっちゃうよ・・・。
「後で二人になれるとこに来てよ。俺そろそろ限界。」
優平はそう言うと「大樹〜!!」と一言言って私を指定の場所へと連れて行った。
(もう・・・何する気なの?・・・優平。)
私は心の中でそう言って優平の事を見た。
しかし、
なんにも気付かずに歌っている優平の横顔がいつもよりも遠くに感じた。
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