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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ・Cherry・ —恋する理由— ( No.230 )
- 日時: 2010/03/22 17:08
- 名前: 香織 ◆love33RPPg (ID: OS.29i1w)
- 参照: http://happy.ap.teacup.com/baira612/
第13話 ※絵磨目線
私は、部活が終わるとすぐさま
屋上へ向かった。汗をふきながら……。
そして、鞄から防臭剤をだして、それをつける。
なんせ、告白するんだもんね。
私は、緊張しながら屋上のドアを開けた。
「あ、絵磨」
「怜緒……」
そこには、夕日に照らされた怜緒がいた。
オレンジ色の怜緒は、なんだか
いつもよりかっこよくみえた……。
「ごめんね、待った?」
私は手をあわせて、怜緒に謝る。
怜緒は、にかっと笑ってブイサインした。
「全然今きたとこ」
「そう……ならよかった……」
私は、ため息をついた。そして、深呼吸する。
……大丈夫、告れる、頑張れる。
「あの……ね、今日怜緒をここによんだのは
いいたいことがあるからなの……あのね?
私、怜緒が好き……——」
いってしまった、自分の気持ち。
怜緒は驚いたような表情で、私をみる。
すると、怜緒はいきなり顔を赤くさせた。
……きっと、私の顔も赤い。
「そ、そんな……お前が……そんなこというなんて。
……べ、別に付き合ってもいいぜ?」
「えっ!!」
付き合ってもいいぜ?
……まじで? これ夢じゃない!?
私は、頬をつねって確認した。
……痛い、夢じゃないっ!!
「ほんとにいいの?」
「あぁ、いいよ」
「ありがと!!」
私は嬉しさのあまり、怜緒に抱きついてしまった。
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