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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ・Cherry・ —恋する理由— ( No.231 )
- 日時: 2010/03/22 17:16
- 名前: 香織 ◆love33RPPg (ID: OS.29i1w)
- 参照: http://happy.ap.teacup.com/baira612/
第14話
※萌目線
「あ、じゃあ私そろそろ行くね」
「うん!!」
香織は、先に帰ることになっているので
もう部室からでてしまった。
つづいて絵磨も、部室から出る。
……つ、ついに告白だあああああ!!
「あれ、萌。香織と絵磨は?」
その声は……真衣香。
真衣香は、最近仲良くなった子で
結構面白い子。
「あぁ、もう用事があるから先帰ったんだって。
私も帰るね、ばいばーい」
私はそれだけいうと、急いで教室に向かった。
階段をのぼるごとに、私の鼓動が速くなってゆく。
……後ろからも、足音がした。
「ま、真人……っ」
「萌、偶然だな」
真人は、ちびだけどすごくいい奴。
……大好き。私は心の中で唱えた。
でも、この好きももうすぐ貴方に伝える……。
「で、用事ってなんだよ」
「……あぁ、うん、教室来て」
——教室。
「ん〜……ここまできたら、もうわかってるかな。
……私、好きなの、あんたが」
私の顔は、リンゴのように火照っていた。
夕日がまぶしくて……眩しくて……。
私は、目を閉じた。
そして、耳をとっさにふさいだ。
返事なんかききたくない……っ!!
「俺も好き」
俺も好き……かぁ。そっかぁ。
ん……? え? あ? え? あ? え?
「えっ?」
「好き……って何回もいわせんな」
真人の顔は、驚くほどに赤かった。
こんな真人はじめてみた。
「じゃあ、付き合ってくれる?」
「おう」
絵磨! 香織! 私告白成功したよっ!!
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