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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ・Cherry・ —恋する理由— ( No.243 )
- 日時: 2010/03/22 21:26
- 名前: 香織 ◆love33RPPg (ID: OS.29i1w)
- 参照: http://happy.ap.teacup.com/baira612/
第15話
2人からメールがあったのは、部屋でくつろいでいた
午後7時過ぎのことであった。
“Dear.香織
告白成功したよ!!
From.絵磨”
“Dear.香織
やったーっ!!
ついに、真人げっと
From.萌”
「おおお……」
私は驚きのあまり、その場で声を漏らした。
絵磨も、萌も、いよいよ彼氏ゲット。
……私も告白してみようかな?
そんな決心を胸に、私は部屋の窓を開けた。
「夜空……綺麗」
真夏の夜空は、驚くほどに輝いていた。
金色の月を囲む、無数の星……明日もきっと晴れる。
そう思って、私は深呼吸した。
ドア越しから、龍夜の声がする。
「なぁにー!?」
「入るぞ」
「うん」
ガチャッと音をたてて、龍夜が部屋にはいってきた。
龍夜は、嬉しそうな表情をしている。
「どうしたの?」
「……明日孝文らと、プールいくことになった。
お前も行く? ……部活ないだろ?」
「え」
プール……プールだと……。
優志も来るのかな……。
龍夜は私の心を読んだかのように、口を開いた。
「あー優志もくるって」
「ふぅん……いこうかな」
私は、はにかみながらそういう。
龍夜は顔色一つ変えずに「わかった」というと、部屋から出て行った。
私は、龍夜が1階へ降りたのを確認して
クローゼットの中から、水着を探す。
「かわいいのあったかなぁ〜……」
クローゼットの中からでてきたのは……。
水色の、ビキニ……。
確か、小6のときに買ってもらったんだ。
小6のときは、体も成長してなかったのに
なんでこんな、ませたものを買ってもらったんだ。
私は、自分のことながら疑問に思った。
自分の部屋から出ると、龍夜の部屋にいく。
「ねぇー、明日何時にいくのー?」
「11時」
「OK!」
11時か……よし、早くねよう!!
クローゼットからパジャマをだすと、浴室へむかった。
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