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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ・Cherry・ —恋する理由— ( No.251 )
- 日時: 2010/03/23 17:51
- 名前: 香織 ◆love33RPPg (ID: OS.29i1w)
- 参照: http://happy.ap.teacup.com/baira612/
第16話
10時50分——。
今、優志君の家の前にいますっ!!
……はい、います、いますよ。
「香織ーなんでいるんだよ」
「なんで香織姉きてるのー?」
優志の弟、孝文と辰雅から罵声の声。
うるさいよ、だまっておくれよ。
「いいじゃん、別にきても」
「よくねぇよ、男の中に混じっても楽しかねぇよ」
「香織姉、1人でいてねー」
な、なんなんだこいつら。
ちょっと傷ついちゃうよ、私。
「別に男の中に女いてもいいじゃん!!
なんか悪いことでもあんの?」
「大あり」
その時、低い声がした。
孝文ってこんな声低くないし……。
辰雅なんか、まるっきり女の子の声だし……。
龍夜? 康義? 違うな。
優志だった。
「っ……! 大ありですかそうですか」
「大体さ、女と遊べば良いのになんでくるんだ
まじいみわからん」
その発言に、ちょっとカチンときた。
「あんたこそ、年下と遊んで何がたのしいの!?
このロリコン……じゃないな、男だから……
ショタコン!!」
私は精一杯いったつもりなのに
優志は、噴出して笑い転げた。
「ぶははは、たった2つ4つしか
違わねぇのに、ショタコン……ウケるわー。
お前こそ昔は、お前の言葉で言うと……
ロリコンだったくせに!!」
あぁ、そうですよ。
とくに小3時代が一番ロリコンだったよ。
同じ学年に1人も友達がいないから
仕方なく、近所の年下の子と遊んでたよ。
それで、君に罵声あびたよ。
私はそういおうとしたが
状況の悪化を、予測して黙ることにした。
優志は、私の頭を軽く叩いたり
ちょっかいをだしてくる。
孝文も、それをみて笑ったり
罵声をかけたりしてくる。
「…………」
なんかもう、帰りたくなったよ。
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