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Re:  ・Cherry・ —恋する理由— ( No.311 )
日時: 2010/04/06 18:23
名前: 香織 ◆love33RPPg (ID: OS.29i1w)
参照: http://happy.ap.teacup.com/baira612/

第21話



新学期——……。


私は絵磨と一緒に、教室に入った。
いつもなら、最初に聞こえてくるのは
「おはよう」の言葉。
でも今日は違ったんだ。


「いいんちょぉおお〜」


このぶりっこ声は……愛可か。
愛可は、きーちゃんに抱きついて
イチャイチャしている。
周りが冷やかしているのも、構わないで。


「ったく、朝からべたべたと……」

ドア付近の席に座る、真衣香が
そんな2人を冷ややかな目線でみながら
そういった。

「だよね〜……暑いのが、さらに暑くなる」

私は賛同の声をあげると、自分の席に座った。
……9月。まだ暑いけど、そういや
体育祭があるんだよね?
体育祭といえば、優志のかっこいい姿がみれる!!
これは、期待。超期待ですぞ。


**

始業式が終わると、教室に戻り
先生が話を始めた。

「では今から、体育祭の出る競技について決める」


え!? もう!? 早くないっすか。
私は、そんなことを思っていると
後ろから背中をつつかれた。

「何? 絵磨」
「香織は、何の競技に出たい?」
「ん〜……とりあえず、楽な短距離がいいな」


100mか200mとかそういうのはあるはず!!
長距離とか、障害物リレーとかは
したくないっすよ。

「じゃあ、100m走したい人」

先生がそういうと、私は真っ先に手をあげた。
ほかにあげてる人は……。


絵磨と……男子……。私達以外全員男子。
その男子のなかに


       優志がいた。



「じゃあ、それで決まりな〜」

先生は、黒板にみんなの名前を書き始めた。



ああ、体育祭楽しみです!!