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Re:  ・Cherry・ —恋する理由— ( No.337 )
日時: 2010/04/08 13:07
名前: 香織 ◆love33RPPg (ID: NOphWmYz)
参照: http://happy.ap.teacup.com/baira612/

第23話



結果は……なんと私達のクラスの優勝!!
こうして、体育祭も幕を閉じた。












でも……。





「おい、バ香織」


隣の席から、声がした。この声は……森野か。

「何?」
「これみろ」


もらったのは、白い紙。紙には何かかいていた。

“1年5組カップル
美里奈×俺
バカ絵磨×姫吉
バカ萌×伊藤
愛可×きーちゃん
バ香織×優志”



「……何がいいたいの?」

私は呆れて、森野の机に紙をたたきつけた。
森野は、尚もにやにやしている。

「面白いからかいたんだよ」
「……いや、わかるよ? でもさ
最後の項目は、違うじゃん」


そういったとき、森野が
すくっと立ち上がった。

「いいか? これは未来予想図だ!!
将来こうなるんだ、だから告れ」
「は、はあ!?」



意味わかんない、なんで?
私は森野をシカトしようとしたとき
絵磨がやってきた。

「何? どーしたの?」
「バ香織が告るんだってさ」

森野がそういうと、絵磨は
目を輝かせて、私の肩をもった。

「へぇー頑張ってね!!」
「いや、違う、あの……」



怖いよ……。
フラれるのが怖い!!
絶対フラれるって、やだ。


「フラれるの怖い?」

絵磨が、語りかけてきた。
私は頷く。



あと、もう1つ理由がある。





それは、井上君のことだった。
**

休み時間、教室を走り回る井上君。
井上君をみていると
だんだん、心拍数があがってきた。



「……っ」





君をみると、苦しくなる。
君をみると、愛しくなる。




私は、私は、どっちを選べばいいの……?