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Re:  ・Cherry・ —恋する理由— ( No.342 )
日時: 2010/04/08 23:10
名前: 香織 ◆love33RPPg (ID: NOphWmYz)
参照: http://happy.ap.teacup.com/baira612/

第24話



「うぁあ……あうあ、あう」



     はぁい、七瀬香織、今最悪です。




「はよ告れよお前ー」
「このいくじなしー」


森野と望から浴びせられる、罵声。
……もう意味わかんないから!


そうだ。




私は、いいことを思いついた。



「ねえ望、あんたも沙羅に告ったら?」

そういうと、望の顔がみるみる
赤くなっていった。


「は、はあ!? おま、ちょ……
何、いってえ、あ、バカか!」


望の慌てっぷり、ウケる。
私は、おおっぴらに笑って見せた。


「自分でできやしないこと
人に押し付けんなー」
「な、なんだとー!?」



望は、本気になって私に
襲い掛かってきた。
あ、襲い掛かったって変な意味じゃないよ?
……ってなにいってんだ、私。



その時……。




「何の話?」



横からやってきたのは……優志。





「うあ、別にー」

私は平然な態度を装った。
でも、内心はすごくドキドキしてる。
その時、森野が優志に話しかけた。



「おい、優志。クリスマスの日開いてる?」
「は?」


クリスマス……?
ああ、皆で遊ぶのかあ。へえ。



「ってことで、決まりな、香織」
「え?」


私の名前がなんで呼ばれるの?



「じゃ、行こうぜ。クリスマスの日!
俺と美里奈と絵磨と怜緒と優志と香織で!
  その日に告れよ?」



最後の言葉だけ、森野は私に
耳打ちしてそういった。