コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ・Cherry・ —恋する理由— ( No.361 )
- 日時: 2010/04/10 21:32
- 名前: 香織 ◆love33RPPg (ID: NOphWmYz)
- 参照: http://happy.ap.teacup.com/baira612
第25話
今日は、終業式!!
私達は終業式が終わると、そのまま
遊びにいくことになっていた。
だから、お母さんにも事前に、遊んでくるとは
伝えておいたし、大丈夫なはず。
校門をでた途端、美里奈と森野は
手をつなぎはじめた。
……しかも、カップルつなぎ!!
そして、お互いに頬をそめて時々話している。
ラブラブというか、べたべたバカップルというか。
その点、絵磨と怜緒は手はつないでないけど
やはりお互いに恥ずかしがりながら
並んで歩いている。……おお、初々しいね!!
なんか、かわいい。
そして私と優志は……微妙な距離が。
な、なんなんだこの距離はああああああっ!?
「おい、お前ら」
森野がくるりと振り向いた。
「なに?」
姫吉君が、返事をする。
「あのさー昼飯、マッ○でいいか?」
「賛成!!」
万場一致で、マ○○○ドになりました。
ってことで、私達はその店へGO!!
**
昼食をとると、私達はゲーセンへ向かった。
でもなにするんだろう?
「美里奈ねぇ、プリクラとりたぁぃ」
美里奈が、気持ちの悪い声で
森野に甘えながらそういった。
森野は「かわいい」と小さく呟くと
プリクラ機のほうを指差した。
「おい、あそこいこうぜ」
「え、いくの?」
私はちょっと嫌そうな顔をした。
森野の眉が、ぴくっと動く。
「いやか……?」
「え、いいよ、全然!」
だってさ……大勢でとるなんてねえ。
ってか美里奈と森野とかいるし……。
私達は、ピンク色で可愛らしい
プリクラ機のなかにはいっていった。
「1人100円なー」
「ちょっとまってよ」
森野の言葉に、絵磨がストップをかけた。
「なんだよ」
「これ400円でしょ? 1人ずつだしたら600円だよ」
「ふっ……いいことに気がついたな、絵磨」
森野はかっこつけて、鼻をこすったあと
なにかをいいはじめた。
「じゃんけんで勝った2人は、出さなくていいのさ」
「超運じゃんそれっ!」
私は、森野につっこみをいれた。
……じゃんけん弱いんだよねえ。
「さいしょはグーじゃんけんぽん」
……。
結果、絵磨と森野と美里奈がパー。
怜緒と優志と私がグー。
……負けたし。
「じゃんけんぽんっ!」
結果、絵磨と森野がださなくていいことになった。
森野はちょっと不機嫌な顔をしている。
「え、美里奈かわいそ」
「はぁ、それだったら俺らは?」
優志が森野に向かっていう。
「しらね、まあ、はやくやろうぜ」
な、なんなんだこいつ……。
どんだけバカップルよ。