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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ・Cherry・ —恋する理由— ( No.479 )
- 日時: 2010/04/17 11:41
- 名前: 香織 ◆love33RPPg (ID: NOphWmYz)
- 参照: http://happy.ap.teacup.com/baira612/
第32話
校門前に、咲き誇る桜。
清清しく晴れ渡る青空。
ひさしぶりに着る制服……——
私は今日、2年生となる。
体育館で、クラス発表があるため
私は体育館の入り口前で
深く、深呼吸をした。
あいつはいませんように。
あの子と一緒になれますように。
担任があの人でありますように。
そんな想いがこめられたに違いない
体育館の、入り口前。
私は少し緊張しながら、クラスを
確認した。
2年4組、七瀬香織。
「4組……かあ」
私は、緊張がほどけたのか
その場にへたりと座りこむと
他のメンバーを確認した。
亜由奈がいる!!
……あ、望もいるし。
げ、沙羅も……。
あ、怜緒いるじゃん。
「香織〜っ!!」
端から、絵磨と萌が走ってきた。
私は真っ先に2人に
クラスを聞く。
「ねえ絵磨! 何組?」
「……1……怜緒と離れた」
「萌は!?」
「2組、真人と離れた」
……彼氏と離れたとか
最悪じゃん。
私は、他人事にしか
思ってなかったけど……。
「あ、優志がいない」
「優志5組だってよ」
そんな声がした。
振り向くと、森野が
からかうような顔で
たっていた。
「森野っ、あんた何組?」
「俺? 俺は3組。ちなみに美里奈は1組」
「げ」
絵磨がいやなかおをした。
「美里奈と一緒?」
「……安心しろ、俺だって愛可と一緒だ」
森野は、絵磨をなぐさめている
ようにみえた。
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