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Re:  ・Cherry・ —恋する理由— ( No.509 )
日時: 2010/04/19 11:26
名前: 香織 ◆H9YqiiQtJw (ID: NOphWmYz)
参照: http://happy.ap.teacup.com/baira612/

第34話


「あぁ〜」



私は、テニスコート前に集まっている
1年生をみて、声を漏らした。
2年生だけでも20人いるのに
1年生は、15人もいるよ……。
テニス部ってやっぱ、人気なのかあ。


「なんか1年がみてると、やりにくくない?」

絵磨が、隣で顔をしかめてそういう。
私は頷いた。
1年生が、私のプレイをみてるなんて。


「それっ!」


私は、やってきたボールを勢いよく跳ね返す。
しかしそれは、予想以上に飛んでしまった。
1年生のところへ飛んでいく〜!
私は急いで、1年生のもとへ走った。


「ボールどこだあ……?」
「あの」


そのとき、後ろから声がした。
そこには恥ずかしそうに、1年生が
ボールをもって立っていた。


「これ……ですよね?」
「ありがとっ!!」

私は、1年生からボールをとると
走っていこうと、後ろを向いた。

「あのっ……」
「ん?」
「……教えてもらっていいですか?」
「えっ!?」


お、教えるなんてできるかなあ?




とりあえず1年生2人をつれて
戻ってきた。
絵磨が口を開く。


「じゃあ名前教えてもらっていい?」
「はい! 山田流都と……」
「中村麻衣ですっ!」
「へえ、私は三上絵磨っていうの」


そして、一気に私のほうに視線が移った。


「あ、私は七瀬香織ですっ!」
「よろしくおねがいします」


2人の後輩は、丁寧におじきをした。
なんか良さそうな後輩でよかった……。