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Re:  ・Cherry・ —恋する理由— ( No.639 )
日時: 2010/04/24 11:09
名前: 香織 ◆H9YqiiQtJw (ID: NOphWmYz)
参照: http://happy.ap.teacup.com/baira612/

第45話



 朝。私達3人は、早速1年生4組の教室前にいた。
 私達3人が、志筑を取り囲むような形で。
 そして、私は口を開いた。


 「……じゃあ、昨日いってたこと、チャイムで聞き取れなかったから説明して」
 「……はい、いいます……」


 志筑は何かをためらっているような、気がした。
 萌が「早く」といって、催促する。
 志筑は、ようやく口を開いた。



 「 小5の、寺島リイという女と……





     


   小6の、三井孝文という男です 」




 ……は?
 私はちょっと意味不明だったので
 聞き返してみた。


 「え? リイと孝文? ……孝文?」
 「そうですよ、間違ってなんかいません」


 志筑の顔は、どうしても嘘ついてるようにみえない。
 私は、信じたくなかった。
 昨日さ、話してて楽しかったよ?
 なのに……どうして……?


 「…………」




 それから先の事は、あんまり覚えてない。
 今日の授業は、全く頭にはいらなかったし
 全然テンションがなかったきがする。





__



 「香織〜」
 「香織ってば」


 帰り道、2人は私の顔の前で手をふったり
 私を気付かせようとしている。
 ……うん、わかってるよ、2人のこと。
 わかってるけど……。



 「あ、ごめんね、2人とも」
 「びっくりしたよ、急にさ〜顔色変わるから!」

 萌は、ホッとしたような口調で話す。



 「……リイはしらないけど、孝文ってさ、三井君の弟だよね?」

 絵磨がきいてきた。私は「うん」と頷く。
 萌が、急ににやっと笑い始めた。


 「あぁ〜……なるほ、そういうことか。まあ……そりゃショック……だよねぇ」



 「うん……」






 公園前にいくと、志筑・リイ・孝文がいた。