PR
コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ・Cherry・ —恋する理由— ( No.664 )
- 日時: 2010/04/25 10:44
- 名前: 香織 ◆H9YqiiQtJw (ID: NOphWmYz)
- 参照: http://happy.ap.teacup.com/baira612/
第47話
「……それはですね、」
志筑が、口を開いた。
私達は耳をすませて、その話を聞く。
「……元々、麻依と流都は私と仲良かったの。
小1から知り合って、めちゃくちゃ気があった。
……なのに、中学校にいったら2人は
部活の3人の先輩と、つるみはじめた。
で、それが香織たちとわかって……。
やっちゃった」
志筑は、本当に申し訳なさそうな顔だった。
そこに萌が口を開いた。
「でもさ、それだったらリイと孝文は?」
「ああ、それは……」
また、志筑が答えた。
「実は、リイちゃんは孝文君が好きだったんだよね。
それで、いつも一番孝文のそばにいる女子が
香織だとおもったんだって。
それでムカついて、うちと一緒にやったんだ。
孝文はまあ、付き添い的な?」
「へえ……」
え、意外。
リイが孝文好きとか超意外!!
「あ、でも今は好きじゃなくなったらしい」
志筑は、私の心を読むかのように答える。
そういうことか、そういうことだったのね。
__
「香織」
帰り道、同じ方向なので、孝文は呟いた。
この道には今、私と孝文しかいない。
「何さ」
「あの……さ、ごめん。あとさ……
好きだから」
「えっ!?」
何いってるかわかんなかった。
嘘かもしれなかった。
けど、私の顔は真っ赤だった……。
PR