ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

「……なるほど、確かにアホの子ね」

リオナの呟きに、こればっかりは同意した。

「アホの子!?　ニーナが!?　そんなことないです!!　地球の自転がローリングになってもあり得ないです!!」
「その受け答えがアホの子だろうが」

ジークの的確な突っ込みにも同意。自転は基本的にローリングしてるじゃねえか。
突っ込まれたことに憤慨しながらジークの方向に向き直ったニーナは、それがジークだということを確認した途端目を輝かせた。

「お、およよよ?　うきゃージーク君だ!　生ジーク君だ!　ほんとーに能面なんだ」
「……能面」

笑いを噛み殺しながらリオナが耐えきれずに声に出す。阿呆の子って予想だにしない言動に出て、見てる分には面白いもんなんだな。

「お前、切断するぞ」
「うひいぃぃ！　ごめんなさい！」

ずささささと後退するニーナ。そりゃ能面って言われたら怒るよな。

「すごーい、生リオナちゃんもいるー。この班は有名人ばっかりですね!　君は誰？」
「……」

俺、班変えてもらえねえかなぁ。