コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

2 ( No.2 )
日時: 2010/03/16 16:25
名前: すずか (ID: ShAxrTa5)

クエスチョンマークが頭上に浮かんでいそうな読者がおられそうな電波を受信したので説明入りまーす。

俺らが通っているこの学校、通称「勇者養成学園」。何か名前がちゃっちい。元々の「セルミオ・リュース学園」の方が仰々しい気がする。

ここで「ははーん」とニヤリ笑いをして納得をした方はもう読まなくていいと思います。ありがとうございました。
そうじゃない方に説明を続けます。

ここでは、入学の際に適性試験を受け、それによって4つの組に分かれる。もう分かってると思うけども「剣士組」「僧侶組」「狩人組」「魔術師」の4つ。それぞれどんなことを学ぶかも割愛。何となく分かるでしょう、多分。

それで、卒業するために卒業試験を受ける。
試験内容は「別世界の魔王をさくっと倒してくる」。いや別にさくっとじゃなくても良いけど。満身創痍でも倒せれば問題ないけど。死にそうになったら監視官が無理やりここに帰還させるから死にはしない。試験は落ちるけど。

別世界は無限にあるといっても問題ないので、魔王の供給不足はない。試験のために倒される魔王って何か哀れだな。完全に人事だが。

そのためにそれぞれ組から1人ずつランダムで選別して,パーティーを組む。そしてランダムに魔王のいる世界に飛ばされる。結構運任せ。

その結果、俺のパーティーは「最強無表情剣士」「不謹慎僧侶」「平々凡々狩人」「阿呆魔術師」となってしまった。
運が良いと思っていいんだろうか。多分良い方のはずだ。その割に不安しか襲ってこないのは何でだろう。