コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

11 ( No.23 )
日時: 2010/03/26 14:09
名前: すずか (ID: PlVnsLDl)

飛び込むと、真っ暗な空間を自由落下し始めた。

「うほあああぁぁぁ!?」

やべえ! これ怖え!! 地面に長い間足が着かないのって予想以上に怖え!!
20秒ほどぎゃーぎゃー叫びながら落ちていると、下に光が見えた。急激な速度でその光が大きくなっていく。光だと思ったそれはどうやら風景のようで、人が2人立っていた。ジークとリオナだ。2人がいるその風景に飛び込んだと思った瞬間。

「飛び込みからのケツバットッ!」
「ぐはぁっ!?」

突然背後からの衝撃が加わって前方に15メートルほど吹っ飛んだ。何か人間として飛んではいけない距離を飛んだ。

「ほら見なさい、結構威力あるでしょ?」
「俺なら50は飛ばせる」
「力馬鹿の剣士組と比べないで頂戴。こっちはか弱く儚く純粋なシスターなのよ?」
「それは一字一句お前に当てはまらない」
「お前らそれより前に話すことはないのか!? 主に俺に!!」
「え?」

リオナがこっちを振り返って、しばらく考え込んだあと発言した。

「もっと飛びなさいよ、木偶の坊」
「何でこれ以上文句を言われなきゃいけねえんだよ!?」