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「えー、ニーナは？」
「はいっ、ニーナはニーナは炎と麻痺のレベル1を覚えてるよ！」
「・・・・・・他は？」
「それで全部！」

戦力外じゃねえかコイツ。炎レベル1ってマッチと良い勝負とか聞いたぞ。麻痺レベル1って静電気と同レベルって聞いたぞ。

「・・・・・・イクトが超頼りになりそうに見えてきたわ」
「・・・・・・俺も自分に自信が出てきたぜ」
「・・・・・・行動が馬鹿なだけだと思ってたがが、勉強もできないのか」
「・・・・・・？　どうしたの、皆溜息ついて」

お前のせい以外の何があるんだこのパッパカパー。顔以外に取り得あるのかニーナは。

「確認も済んだし、勝負しようよ！」
「それお前が言い出すのか!?　開始5秒には倒れてそうなお前が!!」
「ががーんイクト君に言外に弱いって言われた!?　そのオブラートに包んでるけどバレバレな感じの気遣いにありがとう！」
「何も気遣ってねえよ!?」