コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

24 ( No.59 )
日時: 2010/05/28 16:56
名前: すずか (ID: wnkXBzTQ)

「これ小屋っていうか……廃屋?」
「元小屋って感じだな」

もし人がいたら失礼なことを化け物2人が率直に述べる。俺も同感。
確かにボロい。屋根には草が生えてるし、所々壁の木材腐ってるし扉が壊れて入り放題だし。

「廃墟でも地図ぐらいあるでしょ、何遠慮してるの?」
「へいへい」

ここはリオナに賛同して小屋に邪魔してみる。1部屋だけのようで、ぐるりと見渡せば家内が全て把握できる。把握してみようと視線を横に向けると

「うごぁ!?」

何か倒れてる!? ぴくりとも動かない白髪の人が倒れてる!? 背中に血がだらだら!!

「おー中もボロボロですにゃぁぁぁ!?」

ニーナもびびった。対してジークとリオナは。

「あら」

リオナは道端の落書き程度の興味しか示していない。人が死んでる(多分)というのに何だこの冷血女。
対してジークは

「死人を蹴るな!?」
「痛いやないかぁぁぁっ!?」
「生きてたぁぁぁぁっ!?」