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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- 6 ( No.6 )
- 日時: 2010/03/18 19:40
- 名前: すずか (ID: E4DrwI4I)
「そんな言い返しでは、友達ができないわよ」
「そっくりそのままお前に返す」
「ご心配なく、私はそれなりに友好関係の幅は広くてよ」
「へえ、他の奴らは騙されやすいんだな。外面に」
「言外に美人と言ってくれてありがとう」
「美人は美人でも八方美人だけど。化けの面がさっさと剥がれることを期待する」
「この三年間剥がれなかったんですもの、ご心配なく」
「メッキはそろそろ剥がれる時期だ」
怖え。火花散ってる。バッチバチしてる。先生も何も言えなくて当然ですよね、だって本能的に怖いもんね。マングースとコブラの戦いにわざわざ首突っ込むこともないもんね。
というかリオナ、外面良かったと自分で思ってたのかよ。良かったら何で妖女と狩人組まで噂が伝わってきてるんだよ。
いかん、先生は救われたものの場の空気はますます悪化している。何とかしてくれ誰か。俺じゃ無理だ。
再び天の助けが舞い降りてきた。ガチャンとドアノブを回す音がして、とんがり帽子を被った女子が顔を覗かせる。
「お邪魔しますっ!?」
こけた。扉のほんのちょっぴりの段差に躓いてこけて盛大に音を立ててこけた。擬音語混ぜるとびったーんとこけた。
取りあえず、ジークとリオナの喧騒と止めてくれてありがとう。喧騒を止めるというか思考回路を緊急停止させたというか。
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