コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

26 ( No.61 )
日時: 2010/08/10 15:52
名前: すずか (ID: wnkXBzTQ)

「おおおあのおじいちゃん凄いですよ!! もしや魔法使い!?」

お前もじゃねーのかよニーナ。

「……ジーク、何だあれ?」

猫のように足音なく着地したジークに聞いてみると、簡単に回答が返ってきた。

「仕掛け小屋だろ。床が跳ね上がってた、超高速で」
「……マジで?」
「見えなかったのか?」

何にも見えなかったぞ。こいつの目にはスローカメラでも内蔵してるのか?

「リオナはどうする?」
「10分待つ。それで出てこなかった放って行く。いないならいないで清々する」

相変わらず仲が悪ぃ。こいつらの馬さえ合ったら魔王なんて瞬殺だろうに。
取りあえず10分待ってから考えることにしようと、10分待ちぼうけていると、

「うっせえ黙れガチでくたばってしまえ消費期限切れのジジイが」
「……おお」

中からすげえ暴言が聞こえてきた。賞味期限じゃなく消費期限なのがまたひどいな。