コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

27 ( No.62 )
日時: 2010/06/14 15:35
名前: すずか (ID: LWvVdf8p)

バタンと荒々しく扉を開けてリオナが出てきた。おお、こめかみに青筋が。

「ど、どうしたリオナ?」

恐る恐る尋ねると、どう見ても上辺だけの笑顔で答えてきた。手に持ってる地図らしきものが物凄い握力のせいで折れ曲がってる。

「あのエロジジイ、ニヤニヤしてるだけなら良いもののやたらボディタッチしてくるわ、挙句の果てには嫁にならんかと寝言をほざきやがったわ」
「確かに寝言だな」

それにはリオナの言い分に大いに納得する。年齢差いくつだよ、一回りとかのレベルじゃねーぞ。
ハァ、と深呼吸をして気持ちを整えたのか、いつもの完璧ながら胡散臭い笑顔に戻るリオナ。

「ま、地図は頂いたもの。もうあのジジイは用済みね、あのままくたばってもらえると嬉しいのだけれど」

そう言われる人ほど死なないっていう法則あるよな。