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「全く近頃の若いもんは躾がなっとらん！！」

うわー超ありきたり。頑固じーさんが言う文章だ。リアルで言う奴いるんだな。

「あんたも大概躾がなってないだろ」
「なにおう!?」

いや、反論するなよ。その通りだろ狂いなく。

「とりあえず自分達はじーさんがリオナに殺されてないか見に来ただけなんで、生きてるなら帰ります、それでは」
「待たんか小僧っ」
「ぐえ」

首根っこを掴まれた。

「……まだ何かあるんですか」
「あの美人な小娘が地図を持ってったじゃろ」

リオナが握りしめてたやつだな。

「その地図の説明をする前にぶん殴られたんじゃが、説明をせんと割と大変なことに」
「うきゃーっ!!」
「丁度あんな感じに」
「はあ!?」

慌てて外へ飛び出すと、ニーナが腰を抜かしてへたりこんでいた。その傍ら、リオナは

「あのエロジジイに良く似て変態な地図ね」

地図を踏みつけてぐりぐりしてた。