コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re:       バカと生徒会の日常、 ( No.15 )
日時: 2010/03/30 13:49
名前: 黒瑚猫 (ID: UwsudxVD)
参照: ほむ〜(ノ)^ω^(ヾ)

#006 @生徒会室

私なんかが、入っていいのかな



     殊梨中学生徒会——


担任の先生から貰った生徒会室への地図を頼りに此処まで来たが、

       森しかない


「いらっしゃい、宮下さん」

副会長の夏森海里先輩だ。

「今日はわざわざ遠い所までごめんね〜」

「あっ・・いえ!」

そう、生徒会室は

    とても広い学校の中の森の奥にある。
 
いわゆる、ヘンデルとグレーテルのお菓子の家風だろう


此処、殊梨中学校は県内一の規模のでかい学校なので、

森の奥というのも生徒会だけの特権らしきもの。


で、現在地は森の入り口



       らしい


「うん、ダージリンティー要る?」

「・・だ・・だーじりん??」

何だろう・・食べられるのかな・・ソレ

「あぁ・・ごめん。そうだった・・・」

あぁ、と夏森先輩は思い出したように、手をぽんと叩いた

「な・・・何がですか?」

「ううん、こっちの話だよー♪」

相変わらず噂どおりの草食系?

ってか、草食系って・・草って食べられたのか・・・?

もはや、人類では無さそうな人だなぁ・・・



「あ、行こうか?皆に会いたいでしょ?」

「え・・?あ・・・はい」

夏森先輩は少し驚いたように、私を見つめた

「あれ?君肉食系じゃないの?」

「に・・・・肉食?ぁ、いえ・・・魚も食べます。野菜も・・・・・」

夏森先輩は私の返答を聞くと、にこっと笑って


「僕もそうだけどね・・・・うん、ま・・いっか」

何かまずい事でも言ったのかな・・・・?


5分ほど、森の中を歩くと、一つの家らしきものが見えてきた


「此処が生徒会室。ま、外見は家だけどね♪水も出るし、ガスも出るよ〜。だからお泊り会もできるし!!」

「そうなんですか」

外見は至って普通の一軒家。

家族みたいに皆は過ごしてるのかな、

「入っていいよ」

「し・・・失礼します」    

うぁ・・・私カチコチじゃん・・・。


『ようこそ、生徒会へ』

生徒会長の舞原先輩が、微笑みながら、私を迎えてくれた