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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 生徒会室での日常 ( No.9 )
- 日時: 2010/03/29 18:20
- 名前: 黒瑚猫 (ID: 2qC9xcD7)
- 参照: ほむ〜(ノ)ω(ヾ)
#002 @康太
「へ?」
キョトーンとする私を見て、康太は
「ぷっ!!何だよそのアホッ面!!」
と笑い出した。
康太の跳ねている黒髪が揺れて、とても綺麗だった
「んーっ!!康太なんかばかっ!!!」
「お前ほどじゃねぇが・・・」
康太は勉強が出来るくせにやる気を出さないからいつも学年では低い。
「ふふ!!私が頭よくなれば、康太がバカになるもの!」
康太は驚いたように2、3歩引いた
「相手が頭よくなったら馬鹿になる奴何処にいる?・・・・つーか九九できるのか?」
カチン!
「失礼だよ!!3の段が出来るようになったんだからね!!」
「おま・・・それ九九って言わねぇよ・・・・」
康太は私を恐ろしそうに見ていた。
「?康太は言えるの?そんなわけ無いじゃん、あんな高レベルの」
康太はあんぐりと口をあけたままげた箱置き場へ歩いていった。
「あれ・・・2年くらいで習わなかったか!!?」
私はしばらく黙って外靴を脱ぎ、上履きに履き替える。
「・・・・・・・・そうだっけ?それはともかく、じょうぎの使い方マスターしたんだから!!」
えっへん、と胸を張る私を見て、
「・・・低レベル過ぎる。」
「・・?」
康太はなぜかがっくりしたような表情になっていた
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