コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re:    -  青 春 色  〆_ ( No.140 )
日時: 2010/05/29 14:52
名前: そらねノω ◆ZPJ6YbExoo (ID: SkGQb50P)
参照:             !! (∀)____

 — 5話 〆


俺が、心の底から植田を憎んでいると、先輩は
あーぁ、と言ってへこたれている.
後輩の前でそうゆう風にすると普通、俺、もてないんですよ...と告白状態と等しい気がする.



しょんぼりする先輩を見ると、なんだか凄く同情してしまう...
まぁ、同情は俺もその状態だから、なのかも知れないが...
俺より1年早くこの世界に生まれたのに、彼女居ない暦、17年は辛い———



黙って緒ぼれくれていた先輩はそっと、口を開き喋りだした.



「俺は...出会いもしてないんだ..」


うぅ、と涙声が口から漏れている...あぁ...相当辛い日常をおくったんだろう大丈夫ですよ、先輩———
それに続く、後輩はすぐ隣に居ますから、


「同じです」



たった一言だが、結構悲しいと言う事を物語らせる.
先輩はその一言を聞いて、ぱっと明るくなり、はきはきと喋りだす...



「だろ!?よっしーなら分かってくれると思ってたんだ!」



「...はい..」



思っていたと言うと、なんだか同類だったよなといわれた気がして、何故だか、背筋が凍る...



来年は、先輩みたくなっている気がして———



...それに、植田..先輩にまで、よっしー感染させやがったな...先輩なら、絶対広めるだろうな——



よっしーってあだ名が、植田の中じゃついていたが、本当にあだ名?と感じる時がある...
嫌がらせに感じてしまうのは、俺のくせなのだろうか———



「でもなぁ...よっしぃは、“あの子”いるしね」



ん、よっしーから、よっしぃに変わっているんだが、俺的には、よっしーの方がいい、
...というか、あの子??誰だよ、女子とかかわりを持たない俺に、あの子なんて居ないはずだが、



「先輩、あの子って誰ですかー」

「相沢ちゃんだよ」









—————は?








俺はその場で唖然としてしまう、確かに昨日は良く話したが、先輩は居なかったはず...
そんなの、何時知ったというのだ、



「あれ?できてないの?」



きょとんとしている先輩に向かって、俺は「へ?」という、間抜けな声を出してしまった.
出来てるって...なにが...は、流行り言葉なのだろうか、置いてけぼりなのか...俺は



「「.....」」



沈黙が流れ、それ以上会話は続かなかった、別に続かなくても問題は多分無かった、たった今、
学校の校門を抜けて、校舎に向かっているからだ...校舎は違うので、また後で、の一言で別れられる.
俺と先輩は、別れる寸前に同時にため息をつき、肩を落とす



「いい女子...どっかにいないかなぁ......」