コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re:      青 春 色 、 _お知らせ! ( No.225 )
日時: 2010/07/26 17:29
名前: 春透 ◆ZPJ6YbExoo (ID: OeXJRIuY)
参照:            そ ら ね   ...(ω)

 11


6時限目


胸が高鳴る。嗚呼、これほどまでに
待ちどうしいと感じたことはあっただろうか。
いや、あったな・・・好きな漫画やゲームの
発売日がそうだった。


最近はすぐにクリアしてしまうしな・・・
あーぁ、早くなんかの新作出てこないかな。
唇を尖らせて、無いものねだりをする。


こんなことを言っていても、どうにも
ならないことは知っている。
つまらない、とばかりにノートの端に
落書きをまた始める。


丁度今は、授業中・・・落書きがばれたら
成績が下がるが、問題なし。
どうせ就職先など決まっているんだ。
アルバイターと言うのはかっこ悪いし、


叔母が営んでいる駄菓子屋でも継ぐ。
と脳みそに認識でもさせておけば、良いし。
第一、あんまり社会で使わない理科の時間だし。


1時限目位にやったのは理科A。今やっている
理科Bとは全く別のものだ。
分かりやすく言えば、中学で言う第一分野と第二分野だ。



理科なんてどっかの学者とか科学者や化学者
とかしか利用しないんじゃないのか?
絶対鳴らない俺にとって邪魔と言える授業だなぁ



はぁ・・・と重苦しい息を、体の底から持ち上げて
吐き出すと、なんだか体がスッキリする。
それとほぼ同時に授業の終わりを告げるチャイムが鳴る。



「 くーっ・・・ 」



俺はそれを待ってましたとばかりに、背伸びをする。
嗚呼、気持ちがいいなぁ・・・なんだか
体育館で体育座りをしていて、ケツの骨が痛くなったときに
立ち上がってスッキリした感じだ。



うん、今の表現懐かしい。中学の頃はなったなぁ・・・
始業式とか終業式とか・・・校長の話が長いんだよ。以上に。
あとは、あんまり好かれていない先生の無駄話。
本当に意味があるのかって聞いたら怒る奴——


嗚呼、理科Aのあの教師と同じタイプ・・かな。