コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 青 春 色 、 _お知らせ! ( No.239 )
- 日時: 2010/07/27 18:21
- 名前: 春透./*゜ ◆ZPJ6YbExoo (ID: xYJBB/ey)
- 参照: 元 そ ら ね ...(ω)
12
帰りのホームルームも終わり、
のんびりと帰る支度をする。
今は何となく笑ってスッキリしたい気分だ。
ムシャクシャする気分なためイライラする。
嗚呼もう!、と髪をくしゃくしゃにする。
面倒臭いなぁ、どっかからかドラえもんでもでてきて、
俺の目の前にどこでもドアでも置いて散れ。
・・まぁ、散れ・・・というと世間の子供に
どつかれてしまいそうだ。訂正しよう、
『 俺の目の前にどこでもドアでも置いて去れ。 』
これならば、文句を言う奴も空き缶を投げてくる奴も
少なからず減ると俺は考える。
嗚呼、第一アレ機械なんだよな。ドラえもん。
散れないよな、そりゃ・・・えぇと・・・
機械の場合だと・・・く、崩れろ?破綻せよ?
これは誰にも聞こえない、俺の心だとして。
ドラえもん大好き人間が聞いたら、
ぶっ飛ばされるぞ?宇宙の彼方まで。
「 はぁぁ・・ 」
重々しい息を吐くと、体が少しばかり楽になる。
嗚呼もう!ほんっとうに、どこでもドアが欲しい。
なんなんだよ、もう夏だぞ!!こんな暑い外に
帰ってくださいと放り出すのが学校か!!!
「 芳田君 」
「 ん・・?相沢。 」
振り返ると底に居るのは椅子に座っている俺と
同じくらいの身長の少女。 相沢 りさ だ。
椅子に座ってて同じ位ってどんだけすげぇ
飛び級なんだよ・・・身長、座高とともに
中くらいなんですけど?
「 今日は塾でお休み、ですよね?
部長に連絡しておきます 」
「 ああ、さんきゅ 」
坦々と用件だけを言う相沢。
森谷にプールを誘われた時と全然違う別人に見える。
まぁ、気の強い方で静かな方があいつらしいっていうか
あいつの本性を俺は知らないけどな。
まー、雰囲気と現実は重なり合っているしなぁ。
誰にも近づかせないそんな感じ。
プンプン防腐剤のように漂っているっていうの?
・・・まぁそんな感じ。
「 それじゃ・・ 」
水色の髪をなびかせ少女は立ち去った。
俺は鞄を持ち上げて、「よっこらせ」と言う。
———・・・水着でも買って帰るか
と、その案にはっとなり、相沢を追いかけて、
少し大きな声で言う。
「 待ってくれ相沢。最初の10分くらい行くから! 」
「 ——・・・そうですか、分かりました。 」
あぶねあぶね・・・どうせなら
大樹先輩を誘っておこうかな。うん