コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 青 春 色 、 _| 13うp ( No.250 )
- 日時: 2010/07/28 15:59
- 名前: 春透./*゜ ◆ZPJ6YbExoo (ID: 2tdB3h30)
- 参照: 元 そ ら ね ...(ω)
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「 そ、そうですか 」
なんだか一瞬焦ったような表情をしたと思ったのは
多分気のせいであり、相沢は準備に取り掛かっていた。
「 そうですね 」
なんだか意味不明な会話をしていると、
何故か先輩は口元で笑みを作って、にんまりしている。
なんだそのスマイルは・・・マックとかで、
無料のスマイルを配っているけども、
絶対そのスマイルは採用されませんよ、先輩。つまり、
先輩はマックとかで働けない可能性がある、ということだ。
第一彼には悪の心がある、まずその時点でアウトだ。
「 気持ち悪いですよ、先輩 」
「 おし、じゃぁ部活後話そうか 」
「 嫌ですね。俺を悪の道へ入れないでください 」
全然先輩とは違うんだよ俺は。善と悪で
俺を判断するならば、絶対俺は善に決まっているではないか。
断言出来るほど俺は自信がある。
何故かって?聞くなよ。この日常を覗けば分かる。
どれだけ俺の周囲が意味不明でちゃらんぽらんしか
いないのが一目瞭然だ。
俺は相沢や先輩と違って意味不明な奴ではないと思うし、
もう一つのちゃらんぽらんにも入りたくもない。
つまり、だ。俺はどこにも属したくはない、
でもその属すなかでは『善』がいいと言っているのだ。
「 早く今日の作業をしましょう。 」
ナイスだ、相沢。
俺を先輩から引き剥がしてくれ。逃がしてくれ。
「 ち・・・ 」
なんで舌打ちなんかしているんですか先輩。
絶対悪の道に入っているでしょう。未成年なのに
お酒とか飲んでいるちょっと遠くの
そこらの不良ですよ、その態度。あとむかつきます。
朝の少しばかり優しくて面倒見のよさそうな
山崎大樹先輩はどこへ行ってしまったんだ。
あれはどっかの誰かの変装だったのか?幻覚だったのか?
どちらかだったら、誰かの変装の方がいい。
今朝の方が優しくて、穏やかな先輩だった気がするんだ。
こんな柄の悪い先輩など俺は持ったこともないし、持ちたくもない。
持っている時点で俺も同類になってしまうのではないか?
第一、こんなに柄の悪い先輩この学校で初めて見たよ。
学校の生活目標や科学部の部活目標で、
『 笑顔で愉しく、頑張ろう 』
みたいなのがあったようななかったような——・・・
まぁ、それに反する生徒が居ると言う事ですよ。
「 まぁなんだ、よっしー・・簡単な話だ。 」
不良の方へ持っていかないのなら、
話に乗りましょう。嗚呼でもマフィアとかもやだな・・
一応ポケットには、携帯電話。
警察への電話番号をあらかじめセットして置く。
「 俺も・・プールに連れてってくれ。 」
俺は間違えて携帯電話の通話・・・だっけ?まぁ発信ボタンを
押してしまいそうになった。