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Re:   — 放課後の科学部 〆_ ( No.52 )
日時: 2010/05/08 17:50
名前: そらね. ◆ZPJ6YbExoo (ID: bIwZIXjR)
参照: ∮...そらねは、空と海が大好きなのです (^ω^)

 — 12話 〆

相沢は普段だれとも話さない.
俺以外に、クラスに科学部は少し...いや
2人ほど居るが、あいつは


俺に話し掛けてきた.


恐らく、一番来る可能性が高かったのだろう.
帰っても暇だと昼間くらいに大きな声で言ったしな.



あ〜、いくら時間帯が変わっても、暑いに変わりは無いな...
お天気お姉さんが可愛いから許せるのかもしれない.


そろそろ夏服を出して欲しいものだ.
暑くてたまらない、襟元が汗ぐっちょり...


こんな悲惨な事は無いだろう...
冬は、マフラーとかすれば良いが、夏はそうも行かない


額に汗が垂れて来るのが分かる.



あ、


タオル忘れた...
汗拭くものが無いとなると、体中がむしむししてたまらない.


てか、気持ち悪い——


しかも、
夕日に背を向けて帰っているので、俺の目の前には、
俺の影がある.


ぼーっとそれを見ているうちに、
とある疑問が浮かんだ


この影は
もう一人の俺なのか...
それとも、


同じ俺なのか——


それは影にしか分からないはず...
俺は影ではなく、本体...本物?どっちだ??




そう考えていると、俺以外に、
小さな影があった


いや、背を向けているから、
影は実態より大きくなるが——



実際、俺の影もそうだ.
動作が同じの大きく伸びるシルエット


俺の後ろにぴったりとくっつくシルエットは、
どこかで見た事がある.


俺は恐る恐る、予想だが...
その人物の名前を呼んだ.


「——相沢?」

「何ですか?」


多分の予想だったが、
その予想が、大当たりだった——