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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: - 青 春 色 〆_ ( No.79 )
- 日時: 2010/05/11 18:26
- 名前: そらね. ◆ZPJ6YbExoo (ID: FUCcV96u)
- 参照: ∮...あんこと牛乳ってめっちゃ合うじゃん (^ω^)
— 17話 〆
…プルルル、
ケータイが鳴り出す.植田め...うざいぞ!!!
俺はケータイを乱暴に扱い、通話ボタンを押す.
「うるせーぞっ、植田ぁ——」
思いっきり叫んだ.
日頃のストレスが解消されると言うほどに、強く大きく叫んだ.
——だが、
電話の相手は植田では、なかった
『私は植田君ではありません、 相沢 です。...芳田君、ですよね?』
その冷やかさと怒りの混ざった声を聞いた瞬間、
俺は不意に背筋がピンと、伸びた.
「あっあぁぁ、相沢っ!」
夏の暑さとは違う汗が、首周りや額に流れる.
そう、“冷や汗”だ
『科学部部長からの連絡です、明日は全員、来い...だそうです』
「そ...そうか——」
「ところで芳田君?」
その優しそうな口調からは、怒濤を感じさせられる.
俺はもう、終わったのか——
恐る恐る、はいと返事する
「私の名前は?」
「相沢りささんです」
「はいっ、よくできました...覚えててください」
ブツッ...ツー..ツー...ツー..
名前を覚えててくれと、この事を覚えていろ、
の二つが感じさせられる口調だった.
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