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第３話『決着！！』


そして、１２月になり、運命の時が来た。

ある行動をきっかけに、片方の人が嫌いになったのだ。

私が恋をし続けることになったのは、どちらの男子なのか…？


私が恋をし続けることになった相手…。

それは、航太だった。

啓太は、家庭科の調理実習の時にふざけているのを見てムカついてしまい、嫌いになった。

その時、“なんであんな人のこと好きになったんだろう？航太の方がずーっといいよ”って考えたっけ？


実は…。

私の中で航太は「気になる存在」から「好きな人」にランクアップされていた。

“この恋はどんな恋になるんだろう…”

調理実習後の数日間、そんなことが何度も頭の中に浮かんだ。


ちょうどその頃…。

友達同士の間では、早くもバレンタインデーの話が登場し始めた。

そして…。私は悩んでいた。

航太にチョコをあげるべきか、やめるべきか…。

最初の方にも書いたとおり、私は今まで友チョコ交換しかしたことがなかった。

なので、ものすごく迷った。

でも、その時には「あげない」と言っていた。


果たして、２月までの間に私の決意は変わるのか…。