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第１６話『Ｗラッキー』


いよいよ、作文を発表して決着をつける日になった。

私たちは、自信９０％だった。

作文は、合唱祭の実行委員が読むことになった。

実行委員は、女子がゆうみで男子がおなじみ航太。

ゆうみは立候補だったけど、航太は強制（押しつけ）で決まった。

航太は、強制で決まったのに、ものすごくしっかりしている。

そういうところもかっこいいんだよねぇ…。


作文の仕上げは、朝学習の時に６人だけ廊下に出て廊下でやった。

作文自体は基本ＯＫだったので、名前を書いた。

その時、奈月と２人で「名前」ではなく、「ペンネーム」で書こうと相談した。

結果、２人の好きなアニメの好きなキャラクター、「エルザ」の名前を使い、「エルザ大好き♪」にした。

これで、完璧に作文が完成した。


朝学活の後、お互いの作文が読まれた。

先に男子、後に女子になった。

私は、男子の作文を聞いていて、自信が７５％に下がった。


自分たちの作文が読まれ始めた。

私的には、航太に読んでもらえたことが嬉しくて、あまり内容は聞いていなかった。


結果は…。

私たちに決まった。

終わった後、思わず奈月とハイタッチ！

こうして、本格的に作文を書くことになった。

奈月や亮哉、拓也と相談して、自分たちだけじゃなくて、せっかくなら亮哉たちの文も入れようということになった。