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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: Love And Youth! +実話+ ( No.32 )
- 日時: 2010/05/15 20:43
- 名前: 絵磨 ◆VRtMSlYWsU (ID: uRjlitq/)
- 参照: 今進まなきゃってそう誓った(by.You bet!!
第五十四話『愛しき姿』
次の日——。
「……ふぁ……」
一時間目から、木上こときのじいの授業かぁ……。
きのじいの授業、凄くゆっくりで眠くなるんだよね。
私はそう思いながら欠伸をした。
**
「——で〜、この物質名が〜……」
きのじいの授業、相変わらず遅いぜ!
あぁ、だんだん眠気が……。
きのじいのスローボイスが、子守唄に……聞こえ…………。
……って、危ねぇ! このままだったら完璧寝てしまう!!
私は気を紛らわす為、窓の景色を見た。
すると、
「!」
グラウンドに、森野らしき人物を発見!!
ということは、今日は三組と四組の体育……ってことは!?
私は急いで眼鏡を装着した。
あれは森野。
あれは望。
あれはケットン。
あれは錬太郎。
あれは——……。
「……居た……」
怜 緒 発 見 !
私は授業そっちのけで、怜緒を見ていた。
怜緒はボールを持って、ぽてぽて歩いている。
あの姿は、目の保護になる!
きのじいの後に見る怜緒は、よりいっそうかっこよく、綺麗に見えるなぁ……(失礼)。
「……あ」
怜緒がボールを投げた。
投げ方かっこいい……。
さすが野球やってただけあるね!
……お、ボール蹴っ飛ばした。
あ、走り出した。
遠くで走ってた望を抜いて、手を振った……!
あはは、望悔しそう! ざまみろー!
「あひょ」
てかどんだけ眺めてるんだ、私。
なんだかんだで十分くらい経ってるし!
いやぁ、怜緒を見ていると時間経つの早いよ……。
あぁ、目が癒される。
一年生の頃より、遥かに伸びた身長。
太陽の光に照らされてる、白い肌に黒い髪。
綺麗で細い手足。
ボールを投げる姿。
男子達と無邪気に遊んでいる姿——……。
全部、全部かっこよくて。
全部、全部愛おしく思えるよ。
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