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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: Break Youth +実話+ ( No.64 )
- 日時: 2010/05/25 21:13
- 名前: 絵磨 ◆VRtMSlYWsU (ID: MT1OWC7F)
第六十四話『君の変化』
*六時間目*
六時間目は、生徒総会。
めんどくさいなぁ……。
そう思いながら、私は体育館であくびをしていた。
「——では、意見、質問があるクラス——」
あぁ、どんどん眠気が……。
そう思いながら、体育館ステージを見つめていると、
「……っ!?」
怜緒がステージに上がった。
なぬ!? 学級代表だから……!?
私は一気に目が覚め、怜緒を見た。
見れば、怜緒はみんなの前に立っていて恥ずかしいのか、顔が真っ赤だった。
「えー……と、なんで体育館のボールぐぁ……ボール、が……えと、」
怜緒、完全に緊張しているな……。
でもなんか可愛い……。
——って、だめだ私!!
「……」
怜緒って、あんなに声が低かったっけ?
怜緒って、あんなに髪伸びてたっけ?
怜緒って、あんなに男の子っぽかったっけ?
いつの間にか、一年生のころより大分変化している君——……。
まぁ、それは当たり前か。
でも、そんな君の変化を発見できること。
君の姿を見れること。
それは何より、私にとっては本当に些細な……小さな幸せなんです。
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