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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: Break Youth +実話+ ( No.87 )
- 日時: 2010/06/03 20:33
- 名前: 絵磨 ◆VRtMSlYWsU (ID: uRjlitq/)
- 参照: 今進まなきゃってそう誓った(by.You bet!!
第六十九話『質問』
胸の痛み、幻聴と幻覚、そしてストレスが続いている恋日和。
それは、数日間私を苦しめ続けていた。
そんな時、
「……依麻、そういえば」
「ん?」
「怜緒に聞いてあげたよ」
「え? あ、あぁ〜……ありがと」
和美が言い出した言葉。
そう、和美の「怜緒に聞いてあげた」っていうのは——。
私が転校する覚悟で居たときに、和美に『どうせ転校するから諦めがつけるように、怜緒に依麻の事嫌いなら、ウザイ死ね消えろきもいんだよ失せろって依麻に言ってくれるかな?』と言う頼みごとの質問だったのだ。
まぁ、もう転校しないからあまり答えは聞きたくないんだけどさ……。
あひゃひゃひゃ。
「怜緒に聞いたらね、」
「うん」
「ちょうど望が近くに居て、何故か望が答えた」
「はぁ?」
あの糞どんぐり……!!
なんでいつも邪魔するんだよ、馬鹿!!
「そして、肝心の怜緒自身は『はぁ?』って感じだったけど、」
「……けど?」
「——……んー、なんか色々わかんないっ!」
「え」
和美が話を投げ出した。
ちょ、和美姉さん……。
てか、怜緒に聞いたのに望が答えてどうするよ!!
しかも本人「はぁ?」って態度どうよ!!
「……っ」
あぁもう、意味わかんねぇ!!!
私の恋の傷は、徐々に広がるばかりであった。
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