コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- 番外編:俺と椿と1−2 ( No.129 )
- 日時: 2010/07/12 18:09
- 名前: 遮犬 (ID: SmzuliUF)
「さぁ!皆さん待ちに待った弁当の時間ですよぉおおおお!!!!!」
「「キタァアアアアアアアアアア!!!!!」」
えーと・・・初めからこんなにうるさくてすみません、なんで俺が謝らなくてはならぬのか。
このうるさいヤツらは俺のクラスメイト&会長さん(夕姫)です。
ちなみに一番一年のクラスの中でうるさいとされるクラスがここ、1−2である。
「よっ!奏!お前も盛り上がれよ?」あぁ、これはいつしかの一話で登場した若造呼ばわり野郎ではないですか。ちなみにこいつの名前は藤原 昌人(ふじわら まさと)。名前がコレだから昌と呼ばれる
「盛り上がりすぎだっての・・・どいつもコイツも・・・」俺はいつもどおりのため息を吐く。
「なんだよっ!妙にくれぇ(暗い)じゃねぇかっ!毎日毎日美少女たちに囲まれてるっていうのによぉ!」
「男もいるわっ!それにただの美少女じゃねぇよ」
「椿ちゃんのことか?椿ちゃんはもう男というよりありゃあ男だな。うん、どう見てもな。
確かにただの美少女じゃねぇわなぁ・・・会長がアレだもんな」
と、笑いながら指指した方向にはコーラを一気飲みしている少女。さらにはゲップまでしてやがる。
「だろ?俺の気持ちが少しでもわかっ・・・」・・・?何か俺の腕に巻きついてくるものと柔らかいものが・・・
「こんにちは♪奏君、楽しんでますか?」
「椿っ・・・!!」
「おおっ!噂をすればってやつだな!お似合いだぜっ!奏!」
「いやいやいや!!!コイツ男・・・って」
いやまてよ。ならなんだ、このやわらかな感触は・・・俺は今大変な間違いを犯しているのでは?
まさか・・・椿って・・・本当に・・・・女?
「あは♪」
「あは♪、じゃねぇええ!!!今俺は本気で考えてるってか手ぇ離せ!」俺は椿の手を振りほどく。
「そんな乱暴にしなくても僕は逃げませんよ♪」
「やめろっ!気持ち悪いっ!」っと思ってもさっきの感触を考えたら・・・女なんだろうか?
「あ、冷却剤ぷにょぷにょになってた」
「冷却剤かよっ!!」
「?どうしたんですか?奏君」
「い、いや・・・なんでもない」
誰が椿を女だと間違えそうになったといえますかっ!!言ったら確実にBL突入じゃねぇかっ!
「何をそんなに顔を青ざめてるんですか?それより僕の作ったナイアガラの滝、食べてくださいよ」
「ナイアガラの滝!?何それ!?」
「ウィンナーの形のことですけど?」
「普通タコとかじゃね!?ナイアガラの滝って・・・」よくそんな造形できたなっ!おいっ!
「ちなみに椿ちゃんは料理の腕前はトップだ」これは藤原の声・・・放送のスピーカーから流れている。
アイツいつの間に行ったんだ?それにどこから聞いてやがるっ!!それと・・・
「いらん豆知識を放送で流すなぁあああ!!!!」
「はい、あーん♪」
「あーん・・・・ってマテェエエエエエエ!!!!椿も何どさくさにまぎれて「あーん」してんだっ!」
「えー、いいじゃないですか!僕たちはもう・・・その・・・」
「「え・・・・・・・」」さっきまで騒いでいたクラスメートたちも静まる。ついでに夕姫も。
「・・・・いや、勘違いさせるようなこというなぁああ!!!!」
俺はこの後何度クラスメイトに和解を求めたか計り知れない。
「えーっ!となりのカツオこと藤原 昌人のリクエストする曲は〜!座頭一の踊り!」
((ウッハウッハウッハウッハウッハウッハウッハウッハ))
文面で見るとえらく怖いな。まあ座頭一の踊りのアレである。
「まてっ!なんでお前らも踊ってんだよっ!!」俺のクラスの連中もみな踊っていた。
「僕も踊ります♪」
「は?お前も?」椿が踊るなんて意外だった。
結果・・・めちゃくちゃうまかった。なんていうか・・・テレビで見たのと一緒のような感じ。
「奏君も踊りましょう!」「え?へ?」そうして俺も踊ったが、
明日筋肉痛になったのはいうまでもない。〜後半へ続くのか?〜