コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

第31話:夏休み到来!久々生徒会会議! ( No.175 )
日時: 2010/08/13 23:20
名前: 遮犬 (ID: PboQKwPw)

なんだかんだあって一応感動(?)した文化祭も終わり、俺達はもうすぐ、夏休みへと入ることになる。

成績を渡されてうな垂れたのはいわなくても生徒会で俺一人なのは確定している。

成績だけはいいみたいだからな・・・。10位以内とか。紗希は普通より上ぐらいらしいが。

つまり成績で普通の人間は紗希、俺はそれより下の中の下といったぐらいか。

他の生徒会メンバーは・・・俺にとっては頭がおかしい人に見えるのはなぜだろうな?

あーそうそう。奈津のことなんだが、俺の家で、それも義兄弟という血の繋がっていない男女が住むのは

いや〜・・・ちょっとダメなんじゃね?となったわけで・・・一週間の内大体は夕姫の家で泊まることに。

はぁ・・・まあ、よかったかも知れないが、少し残念な気もしてはならないが・・・。

それでも一日のうちの大半は俺の家にいるわけで、それはそれでいいかとは思う。

にしても今俺らの親父たちはどこにいるんだろうねぇ!?旅行中とかっ!娘置いていくなよっ!

そして、俺達は夏休みへと差し掛かる。

数日後・・・

ミーンミーンミーンミーン。セミの鳴き声での目覚めはいかに。

クーラー?何ソレ?といった感じで俺の家は無論扇風機のみで・・・。奈津はつけてても暑いこの状況に

「大丈夫だよっ!」とかいいながら倒れる始末。

どうしようかなぁと、悩んだ挙句奈津も生徒会に連れて行くことになった。

なんで夏休みにも生徒会か。それはこの夏休みが開けるとひどい内乱が起こるらしい。

そう、生徒会選挙っていう俺達にとっては大きな争いがな。

数分後・・・。俺達は無事に学校へとたどりつき、生徒会室に入る。

「み・・・ず・・・・」

「奏怖いって!!まさにゾンビ!バイ○ハザードじゃん!!」と夕姫に突っ込まれた。

さて、皆さん。俺が熱い緑茶を出され、一撃で見抜き、それを窓から放り投げたことはさておき、

久しぶりの生徒会会議でございます。といっても特に今までちゃんとしたのをやってなかったんだが。

「今回のゲストは奈津ねー!」いや・・・ラジオでもねぇんだから・・・。ゲストはねぇだろ、ゲストは。

「あ・・・すみません。こんな大事な会議に入っちゃって・・・」

違うっ!奈津。これは大事な会議でもなんでもないんだ。ただアホなテーマを延々と語る・・・。

「じゃあ今日はみんなで怪談でも話そう!」

「「えぇええええええ!!!?」」

ほら見てみろ。・・・って怪談って待て。お前それ・・・。

「あ、そういえばさ。奏って怪談大っ嫌いだったよね(ニヤァ〜)」

「え?そうなんですか?(ニヤァ〜)」

「あら?そうなの?(ニヤァ〜)」

「奏君、そうなんです?(ニヤァ〜)」

「あっ、そういえばそうだったね・・・(苦笑)」

「笑い事じゃねぇえええええええええ!!!!!」

何を隠そう、俺は階段?会談?いやいや、しょうもないことをいってる場合じゃなくて・・・

怪談がとてつもなく嫌いなのです。もうそれは主婦が"GOKIBURI"を家の中で見るぐらい嫌いなのです。

「じゃ、話し合おうか!「ちょっと待ったぁああ!!!」

「何かしら?「有紀さんも何かしら?っていいながらめちゃくちゃニヤニヤするのやめてください!」

「普通の顔のつもりなんだけど・・・」

嘘つけぇええ!!今現在ニヤニヤが止まらなくて顔を必死で抑えてるクセに!!

「怪談は夜やるものだし・・・あ、いや!第一!なんで生徒会会議で怪談なんですかっ!」

「面白いからでしょ?「なめてんのかっ!!!」

必死で俺はこの会議方針を怪談ではなく会談にさせようとするために話を捻じ曲げること50分。

「はぁ・・・はぁ・・・つ、疲れた・・・」いくら生徒会室にクーラーがついているとはいえ、

汗がどんどん湧き出てくる。まるで噴水のように。

「もーしょうがないなぁ・・・それじゃあちゃんと会議しよっか」

「初めからそうすればよかったよねぇ!?何も50分も討論しなくてもよかったはずっ!」

「「そこ、正論いわない♪」」

正論は時にして認められないことがあるというのを俺はこの生徒会で初めに知ったと思う。

てか正論がなかったらこの生徒会は一体どうなってるのか、俺は恐怖でいっぱいだった。

これでも十分怖いから怪談じゃねぇかよ・・・いや、これこそ会談なんだろうけど・・・俺にとっては怪談だ。

「ダジャレ連発しないでください!奏君デリカシーなさすぎです」

「別にダジャレじゃないし人の心読まないでよっ!鈴音ちゃん!」やっぱよく考えると怖いわ、ココ。

「でも結構いいと思いますよ♪怪談。多分生徒会雑誌とかに載せるつもりなんですよね?」

「正解っ!さっすが椿〜!」

「まてまて、なにやらさっき妙な単語が出てきたぞ。生徒会雑誌?」

「そそ!夏休みの間に生徒会の中で発行しないといけないのよ!これも選挙に勝つための一手よ!」

へぇ、そんなものが・・・じゃあさっきの怪談のこととかってさ、ふざけでもなんでもなく・・・

めっちゃ本気の会談だった?

・・・うわっ・・・・めっちゃ気まず・・・。ていうかその前に。

「先に言ってくれぇええええええ!!!!!!」

「ふふふ、やっぱり楽しいね」そうか、奈津。喜んでいただけてよかったよ。俺は苦痛そのものだが。

まだまだ会議は続きそうな感じがただただ直感でわかるのだった。