コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

第35話:夏合宿!?2泊3日のサバイバル! ( No.211 )
日時: 2010/07/29 11:21
名前: 遮犬 (ID: SmzuliUF)

水着!水着!水着!!

「どこを見ても水着だぁああああああ!!!!!」昌人がテンション上げまくりで叫ぶ。

今現在なんで…俺たちは海にいるのでしょうか?

「さぁっ!泳ぐぞ!泳ぐぞぉおお!!奏殿や!」と、はしゃぎながら海に飛び込んでいく某藤原氏。

いや、なんでこうなったかというと…。いきなり夜に電話がかかってきて…

「ようっ!奏!お前最近疲れてるよな!?そうだよな?」

「いや、いきなりどうした。出来ればもしもしぐらいはいってくれないと誰か判断が…」

まあこの声はどうせ昌人の声だろうからいいとしよう。

「疲れている君にビックニュースだ!」

「聞いちゃいねぇな、相変わらず人の話を」

「放送部は夏休み暇すぎるんだよチクショォっ!とのことで明日海いくことになったんだ!」

「へぇ…それで?」

「こいっ!海に!母なる海へとお前の猛る姿をさらけ出して!!」

「いやいや、疲れてるっていうのになんで海ですか。海だともっと疲れちまうよっ!」

「大丈夫!お前の目の保養になるためにだなっ!俺んとこの放送部の女子や!ビッグゲストがいるから!」

「あぁ、そうかい。じゃあ楽しくいってこいよ。俺はもう寝る」

「おうっ!楽しくいってくる…じゃねぇよっ!何軽々と受け流してんだよっ!テンション上げろよ!」

「上がるかっ!!今何時だと思ってんだ!深夜の2:30だぞっ!?」

とかなんとか深夜にそういう討論を繰り広げた結果。朝に目が覚めたらもう海が目の前に、という状況。

これどうしたらいいですかね?帰っていいんですかね?

「わ〜、海だぁ〜!ずっと海なんて見てなかったなぁ〜」って何故か奈津もいるし。

「おぉおー!海だー!!」と、横で何故かバカ会長夕姫をいやがった。

無論、夕姫もいるということは…。

「奏君♪海、綺麗ですね〜」といった感じに椿や有紀さん、鈴音ちゃんなど生徒会メンバーもいて…

「なんで私たちまで…」といった感じに紗希、日向さんまでいたりして…。いないのは稀穂さんだけだな。

「ちょっとお待ちなさいっ!」この声は…後ろのほうを見るといつ来たのかリムジンがありーの、

「こんな楽しいイベント、どうして黙っていましたの?もちろん!わたくしも参加いたしますわ!」

リムジンから出てきた日焼けした肌の稀穂さんが出てきて…

「え、何これ、俺だけ?こんなテンション上がらないのは」

「いやー!すまんな!お前は最後のとっておきってことで一番最後に電話したんだ!それであんな遅くに」

「俺は子供のおやつか!なんだ!最後のとっておきって!それも遅いのにも限度あるよなぁ!?」

「しょうがないだろ!そこらへんは!ホテルで泊まって2泊3日のパラダイスだから!」

「俺にとっては眠りの冴え際なんだよ…」

「あぁ〜…わりぃわりぃ!だからそんな血走った目でこっち見んなよ…」

俺はそれだけひどい顔をしているらしい。そりゃそうだろう。今何時だと思っている。

朝の9:00だ。それにだあの討論は5:00まで続き、俺は4時間しか寝ていないということだ。

「これで泳いだら俺確実に死ぬよな…」

数分後…

「よしっ!じゃあまずみんな自己紹介だな!」

「自己紹介まだだったのか…」

「放送部のやつからいこうか!よし!恵!(めぐ)お前からいけぇえ!!」

「わかりましたっ!隊長!!っと。あたし、恵。小神 恵(おがみ めぐ)!んで、放送部!よろしくね!」

拍手喝采。なんともハイテンションは女の子だろうか。放送部に入ったらああなるんだろうな。

「俺は昌人!藤原鎌足を弟に持ってます!よろしくなっ!」拍手喝采。

いやいやいや!!こいつに拍手喝采はおかしいだろ!あえて鎌足さんを弟に持つ設定かっ!

「今日は面白いやつも呼んで来た!おーい!神楽〜!(かぐら)」

「ん…私の番か」と、砂浜に座っていた…武士?

「私は草崎 神楽(くさざき かぐら)と申す。剣道部所属だ。よろしく頼む」

やはり武士だった。にしてもやたらこの武士と有紀さんがにらみ合っているのだけど…

まあ有紀さんのほうは睨んでいるというか微笑んでるな、あれは。

「よし!次は生徒会メンバーの番だぜっ!」

とまあ生徒会メンバーは次々と自己紹介をしていく。

「次!奏!」ついに俺の番がきたころには…

「…奏?」

「燃えた…燃え尽きたぜ、真っ白にな」

眠たさが超越し、頭が本当に真っ白になったとさ。