コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

第39話:激突っ!ビーチバレー! ( No.241 )
日時: 2010/09/04 15:30
名前: 遮犬 (ID: cLZL9WsW)

スイカ割りは二名参加のはずだったが一回目で色々あって二回目はなしとなった。

「す、すみませんっ!」鈴音ちゃんが一命を取り留めた昌人に向かって謝った。

「あぁ!いいよいいよ!!」あれだけフルボッコにされてこの言葉いえるお前を俺は心から尊敬するよ…。

「私…なんかいきなり、おかしくなったみたいで…なんていうんだろう…意識が遠いて…」

多分それは…有紀さんの仕業なんじゃないか?あの人は少々欠点のある万能昌人とは違って…

全てにおいて超越している…。RPGでいうとラスボスと主人公合体みたいなやりたい放題状態。

でも疑問点があるんだよな…有紀さんの仕業だとしても、この一回戦で有紀さんのチームは勝っていない。

どういうことなんだろうか…それともこれから仕掛けてくるのでは…?

「よしっ!気を取り直して第二回戦を発表するっ!」椎に半壊された海の家の亭主は気を取り直せないけど

「第二回戦は〜…ビーチバレーだぁああ!!!」

デター!!定番っ!!思いっきり定番だぁああ!!

どうやらこれも二名のみらしいな…。

「…私が出るわ!」俺達のチームで最初に名乗りをあげたのは紗希だった。

「おぉっ!そうか!ならここらで昌人を…」

「いや、なんか俺さっきので頭まだ少し痛いから奏いってこい」

「えぇっ!!」まさかの俺指名だった。

「お前それでも元中学バスケのエースかぁああ!!!根性見せろやぁああ!!!」

「いやいや!もう全然衰えてるしっ!」

「早く出ろっ!バカッ!!」紗希の怒号によって俺は無理矢理にでも出ることになってしまったのだった。

「が、がんばってくださいっ!奏君っ!」郁ちゃんが俺に慰め(?)の言葉をかけてくれた…なんと優しい。

それに比べて紗希は何なんだ…コイツは鬼そのものじゃないか…なんで俺だけこんなに……ゴスッ!

「いってぇ!!何で殴ったの!?」

「なんかムカついたから」お前はジャ○アンかっ!!そんな理不尽な理由で殴られてたまるかっ!!

そしてようやくビーチバレーが始まるようだ。どうやらリーグ戦らしい。

Bチームは祐二と稀穂さん。Cチームは…ジョイスと有紀さんで…Dチームは神楽と佐野が出る。

ついに動き出したか…有紀さん!てかめちゃくちゃ強そうなんですけど!?黒人引き連れてさぁ!?

ニヤリと有紀さんが俺のほうを見ている。くっ!あの人はまた何か奇策を持ち込んでいるに違いない!

「紗希っ!気をつけろよ!」

「はぁ?何のことかわからないけど…アンタにいわれなくてもわかってるわよっ!」と、罵倒された。

俺達の一回戦はBチームとのようだった。祐二と稀穂さんか…祐二は一応サッカーのエースだからいいけど

稀穂さんはスポーツ出来るんだろうか?そこらへんが勝負かと思う。ん…?待てよっ!ビーチバレーって

水着でやるんだったよな…と、いうことは…。案の定紗希や稀穂さんなど皆水着状態。

「俺水着持ってきてないって!」今頃だと思うが俺だけ強制的につれてこられたわけだから…しょうがない

「おいっ!奏!これを使えっ!!」昌人が放り投げた衣服を俺は受け取る。

「!!これは…!!」

数分後…

エヴァ○ゲリオンのプラグスーツだった。

「水着じゃねぇええええええ!!!!!!!」

「シ○ジ!逃げるな!!」

「…逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ…!!」俺は決意した!!

「シンクロ率200%だよチクショォオオ!!!」もう半分なげくそだけどな。

「第一回戦!レディイイ!ファアイっ!」

美少女水着の紗希とエヴ○コスプレ高校生、奏の戦いが今、幕を開けた!!