コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

第41話:あれ?ビーチバレーってこんな競技だっけ? ( No.253 )
日時: 2010/08/06 09:44
名前: 遮犬 (ID: PboQKwPw)

ついに…決勝戦の火蓋が幕を開けた!

「さぁー!ついに決勝戦ですっ!両方のチームはとんでもない強さを誇りながらもここまできました!」

「そうですねー!昌人さん!しかし今回、モビルスーツとプラグスーツがいるのですが…?」

「あれは孫に衣装!といった感じであれをつけるとスーパーサ○ヤ人になります!」

「サイ○人に!?まさにニュータイプですねっ!?」わけのわからない放送を昌人と恵ちゃんがしている。

「えー!続いては応援席のほうから感想を聞きたいと思いますっ!そこのゲームヲタクさん」

「誰がゲームヲタクですかっ!!…確かにそうですけど、何か?」鈴音ちゃん!認めちゃったよっ!!

「アンパンとショクパンどっちが好きですか?」

「え!?試合のことじゃなくて!?…えーと…あ、アンパン……」

「それでは試合開始です!「ねぇ、今の回答なんの意味にもなってないですよねぇ!?」

ついに始まる…このときが!

「エヴ○初号機、発進!!」姿は初号機じゃなくてシン○君状態なんだけどな!

「アム○ッ!イキマースッ!」

「あぁ!あんたア○ロかっ!そんな片言で似合わねぇ!」

「ワタクシヲ!ナグッタラ!ハンゴロシニシテヤンヨッ!!」

「く、黒い悪魔…っ!!」にしてもモビルスーツといっても幼稚園児が工作で作ったぐらいのレベルだが。

「ふふふ…奏君、悪いけどこの勝負私達の勝ちよ」

「なん…ですって!?……だがっ!そんなことはまだわからない!いくぞっ!紗希っ!!」

「アンタに命令されたくないわよ!」なぜか怒ってる口調の紗希さんでした。

そんなこんなでようやく試合開始。サーブは相手からだ。

「コノキョリナラ…イケルッ!!」とかいいながらジョイスがサーブを打ってくる。

まるで音?っていうか光みたいに光ったなー…って思った瞬間、ボールは俺達のコートに落ちていた。

「は、はえぇええ……「な、何アレ…見切れない…!?」

「ふふふ…さぁ、まだまだ続くわよ?ちゃんと見切らないと…」

「くっ!でもどうしたら…!?」

「おぉっと!我々がカキ氷食ってる間にすさまじいサーブが行われたようだぁっ!」

「お前ら実況する気あるんですかねぇ!?」シャリシャリシャリシャリと音がうるせぇ。

そしてその後もジョイスのサーブが見極めきれずにとうとう10対0で大差で負けていた。

「はぁ…はぁ…くそっ!まだ有紀さんの実力もこの身で感じていないのに…!」

外見どおりジョイスは凄まじかった。あれは本当に高校生じゃねぇよ…。

「これで最後ね…。やってやりなさい!ジョン・カビ○!」

「ジョン・カ○ラ!?」なぜサッカー実況のあの人の名前が出てきたのか全く意味分からない。

そして音速ぐらいの速さであるゴットストライク(そんな技はありません)を打ってきた。

俺は…決意したっ!!ここで頑張らなければ(シャリシャリ)ここまで(シャリシャリ)

この暑いプラグスーツを(シャリシャリ)……着てきた(シャリシャリ)意味がぁあああああ!!!!!

「シャリシャリうるせぇええええええ!!!!!!」俺は瞬時に飛び出し、ここに落ちるであろう場所に

手を、出来る限り伸ばした。そして、手が折れそうな音がした。

「いってぇええええ!!でも紗希っ!いけぇええ!俺の屍を超えていけぇええ!!!」

「…わかったわっ!!くらぇええええ!!」

「痛い痛い痛い!いや、俺の体を踏みながらとかが屍を超えるとかって意味じゃねぇって!!」

がんばって手が折れそうな感じまでしたというのにその勇者の体を踏みながらってどんだけ極道だよ!

「ふっ…甘いわね「!?」有紀さんが紗希の打ったボールを…軽々と受け止めた!

「な、なにぃいい!?」お、俺の…努力と血の滲む結晶が…。

ジョイスへとトスが回り、最後は有紀さんが…!

「これで…終わりよっ!!死滅破壊!(デストロイヤー)」最強の技が繰り出された!!

数分後…もちろん俺達の完敗で終わった。ありえないほどの強さ…魔王という称号にふさわしかった。

今ムカついていることが二つある。一つはジョイスが…

「アッヒャッヒャッヒャッヒャ!!ヒー!ワライガトマリマセンネェ!!ヒヒヒヒヒ!!」

と、バカ笑いしていたこと。あともう一つは…

「何お前ら海で楽しく遊んでるんだよっ!!」俺達のことそっちのけで他のやつらは海で楽しんでいた。

「だって暇だからなっ!!「決勝戦ぐらい見ろよっ!俺の勇姿を見届けろ!」

「…え、お前何したっけ?」…え、えぇえ〜〜……。

ビーチバレー、勝者、有紀さん&ジョイスペア(Cチーム)