コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- 第42話:最終決戦の火蓋! ( No.254 )
- 日時: 2010/08/09 10:55
- 名前: 遮犬 (ID: PboQKwPw)
ビーチバレーの後も色々やっていってもうそろそろ最後になるというところ。
「ぐっ!グハッ!!……そ、奏…後は…まか…せ…(バタッ)」
「なんでお前重傷負ってるんだよっ!そんな激闘なかったじゃねぇか」
「チッ…雰囲気だそうとしたのに…」なんか昌人に舌打ちされたらめちゃくちゃ腹立ちますねぇ!?
それに雰囲気って…戦場の!?していらんわっ!
ちなみに現在の首位はCチーム。2位がBチーム、3位が俺達で4位がDチームだった。
Dチームはなんていうか…仲間割れがひどくて…
なにせ武士に阿野次姉妹(?)に氷河に見た目モデル級スタイル毒舌女だからな…そりゃ合わないと思う。
だって皆さん自我が強すぎるのですもの〜(笑)氷河もなんだかんだいってプライドありまくりだしな…。
「さぁ!次で最後になりましたっ!!最後に勝ったチームはぁあああ!なんと!一気に首位に!」
「はぁあああ!?今までのなんだったんだっ!!」デタラメすぎる…ていうか理不尽だな。
「落ち着けぇええ!!バラエティでよくあるだろうがっ!それと同じように考えろっ!!」
なんか正論なのか違うのかよくわからん答えだが…まあいい。このおかげで俺達も首位になる可能性がある
「最後の勝負はぁああ!!全員参加っ!!やる競技はぁああ!!」全員が息を呑む。そして…
「王様運びゲームだぁあ!!」
王様運びゲーム?なんだそれは聞いたことがない。
「説明すると!王は一人!他のメンバーは皆家来!ゴールまで王を運べば勝ちだぁ!」なるほどな。
「しかぁっし!王様には頭の上に風船をつけてもらいますっ!!それが割れるとアウトォオオ!
もちろん!敵の行方を阻むのもOK!ステージは!海!!運び方は王を一人一人背負っていく!」
つまりリレー方式らしいな。間隔を開けて王を運んでいったほうの勝ちだろう。
「さらに!妨害できるのもそれを防ぐのも運び終わった人のみ!さぁ!王を決めてくれぇえ!!」
「そうだなぁ…王かぁ…王は軽いほうが——」
「俺が行こうじゃないかっ!「お前さっきまで瀕死じゃなかったっけ!?」
それに昌人は結構筋肉質で重い。これは女子を上にするほうが得策だといえるのだが…。
いえねぇ。いくらなんでも…てかこの競技を女子と混合でやるってのはおかしいだろっ!!
おい!男子共っ!何顔ニヤけてんだっ!殺されるぞっ!ほら!いわんこっちゃない…死人が一人出たな。
「ど、どうしようか…?」王を決めるところで難関である。てことは…
「あ、ルール追加で別に参加しない人がいなくてもいいけど一人あたりの距離が多くなるよ〜!」
あぁ〜、やっぱりそうなるよなぁ…でもこれを制さないと…
「はいっ!」そこで一人手を上げた子がいた。それは小柄で可愛らしい長い桜色の髪をした郁ちゃんだった
「えっと…別に、いいの?」
「何がですか?」キョトンと首を傾げる郁ちゃん。
「いや…王にさせても」
「もちろん!いいに決まってるじゃないですか!立候補してるんですから!」いや、そういう意味じゃなく
「…いいっていってるんだからいいんじゃない?」紗希が後押しする。
「はいっ!やらせてください!」意気込む郁ちゃんを見る限り相当本気のようだ。
他のチームは…Bは夕姫が上に乗るようだな。あぁ・・・祐二が可愛そうだな…。
んで現在首位のCチームは…奈津が上に乗るのか。あぁ…こえぇ…落ちないか心配で…。
Dチームは…佐野が乗るようだな。大丈夫か?このチーム。まだ討論してるぞ…?
「あ、私は体調的に無理なんで…」鈴音ちゃんが控えめに言う。あぁ、そうか、そりゃ無理だよな…。
他のチームも抜ける人がいるみたいで…Bチームは日向さんが抜けて…
Cチームは…え?まさかの有紀さんが抜けている!絶対に妨害に専念する気だ…。
Dチームは巴が抜けたようだ。まあ妥当かもしれないな…。
「それではっ!!全員配置してくださいっ!!」
さぁ、最後の戦いがどうやら始まるようだ。