コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

第10話:生徒会サークル!後編 ( No.28 )
日時: 2010/06/12 23:44
名前: @遮犬@ (ID: SmzuliUF)

ということで前編から引き続き、今回もまた俺たちのサークル話に付き合って頂けたい。

それで・・・後編へと入る。俺たちは再び放課後集結してサークルの会議を開いていた。

「今出てる案は軽音部と音楽部と吹奏楽部と演劇部と神の部だよね?」

「軽音部しかその中で出てませんねぇ!?しかもなんでほぼ音楽関係っ!」

「最後のは・・・」夕姫が自慢げに説明しようとするのを俺は声でさえぎる。

「最後のはどうせ私こそが神だから神が部活をやるから神の部なのよっ!とかいいそうだからスルーで」

「言わせてぇえええ!!!」なにやらうるさい生徒会長がいるようだなぁ・・・。

「それより夕姫。早く決めないと・・・コレ、今日中には提出でしょ?」

「「!!?」」俺と皆さん気づいているかわからない鈴音ちゃんと椿は驚愕。

「あ〜・・・実は〜」

「聞きたくねぇええ!!もう会長の戯言なんてっ!!」

「ざ、戯言って・・・!それはひどいよっ!奏!!」

「でもまあ・・・今回は少し、会長。悪いと思いますよ・・・?」

「うぐっ!・・・椿までぇ・・・」

「すみません、会長さん・・・鈴音も今回は悪いと思ってしまいますよ・・・」

「そ、そんなっ!鈴音までぇ!」

「・・・・堕ちたものね、夕姫」

「もういわないでぇええええ!!!!!」

最後の有紀さんの言葉でとどめをさしただろう。今では机に突っ伏している。

「さてと・・・そろそろ真面目に考えましょうか」

そうして俺たちはしばしの討論をすることになった。

「やっぱり私は軽音部がいいと思うのっ!」

「まだ言いますか・・・ですから俺たちはー・・・」

「弾けないんでしょ?わかってるよっ!だけどね!練習したらできるよっ!けい○ん!!とか見たら・・・」

「アニメと現実を混ぜるのはよくないですー」鈴音ちゃん、今日は押してくるなぁ・・・。

「い、いやっ!実際あんなもんだって!練習しなきゃ何もできないじゃん!」

「クスクス・・・まあそうですけどね」緑茶を皆の目の前に配る椿。

今日は熱いのか?冷たいのか?・・・ぬるかった。

「今日は熱いほうを55%、冷たいほうを45%入れてみました!」

「微妙だしどうせなら冷たいのくれやっ!今日暑いんだからさぁ!!」

「奏!集中してよっ!」

「うわ!夕姫に言われるのが一番ムカつくっ!!」

「これが・・・権力よっ!!」

「全く関係ないじゃない・・・」

「ご、ゴホン!とにかくっ!早く決めようー!」

「そうですね・・・スポーツ系は勘弁ですしね」

「あー確かに。生徒会と両立は難しいと思うなぁ」

「両立できるものかぁ・・・全体で練習しなくても個々で練習できたりするものとか?」

「そうですねぇ・・・ゲーム部とか?」

「ダメ人間まっしぐらだね」

「裁縫部とかどう?」

「あー不器用だから俺できないと思う」

「か部(株)」

「それはもう高校生のやる域ではないと思いますがねぇ!!」

ダメだ。ラチがあかん。

「ほらっ!やっぱり私の案の軽音部ぐらいしかなくないっ!?」

「どうやったらそういうプラス思考にいけるのか聞きたいなぁ!?全員却下してるって言って・・・」

「え?別に私達却下してないけど?」

え、まさかの俺を見捨てる発言?

「・・・えーと・・・確かに俺と共鳴反応をー・・・」

「してませんけど・・・?」椿までキョトンとした顔で言う。

「・・・あのー・・・・」しばしの沈黙。皆が俺のほうをキョトンとした顔や何言ってるの?みたいな顔で見る。

「・・・・ブッ!!」

「誰だっ!今笑ったのっ!!」やはり策略。これもまた体質なのかよ・・・勘弁してくれぇええ!!

数分後・・・

「ということでっ!全員一致で軽音部に決まりましたっ!丁度軽音部この学校にはなかったしねっ!」

俺はというと多数決&自分の体質の力にはかなわなかったということもあり、やむなく決定になった。

「よーし!そうとなったらっ!早速楽器を・・・」

「「ないんだけど(ですけど)・・・?」」

「・・・あー・・・・」

「そっからか・・・・・」俺たち生徒会の未来は果てしなく遠く見えた。