コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

生徒会活動記録!! 事の発端 ( No.280 )
日時: 2010/08/19 10:35
名前: 遮犬 (ID: hsrPOuX9)

今思えば現在の状況。これは随分前のように感じるひょんなことからだった。

            *

「今日は猫と犬について考えてみようと思うのっ!」

また変なお題を出してきた会長こと夕姫。俺達はいつもの感じで討論をすることになる。

「それって別に人の感性の違いなんじゃ…「細かいことはいいのよっ!」机の音で誤魔化しやがった。

「私は断然犬派っ!」

「あぁ、そうなんですか。なら俺達も犬派でいいので終わりましょう、こんな討論」

「なんでそんなテンション低いのよっ!もっとノッてきてよっ!」そういわれもなぁ…。

クーラーの効いた部屋の中で椿の入れた緑茶を啜り、気分よーくなっている時にそんなバカな討論など…

「犬とか猫とかよりゲームの話しましょうよっ!」

「いやそれもおかしいからっ」それにしてもあともう一人ぐらいはツッコミいてもいいんじゃないか?

「茶を飲んでいるときにボケるから…結構返し辛いな…」

「ボケてないですよっ!!私はそんな年寄りではありませんよ、クソ野郎!」

「なんで最後暴言吐いたの!?茶、噴出しそうになったよ!」

「——だから私は犬がいいと思うのよっ!」

「まだ言ってたのかっ!今そういう話の展開じゃ…」俺が話の軌道修正をしようとすると…

「あぁ、でもそこらへん潰しておいたほうが…え?いえ、そこはそこらじゅう全てぶっ潰すのよ」

「何か有紀さん怖いこといってますねぇ!?さっきからずっと!何の話なんですかっ!」

「…奏君。この話は世界の命運がかかってるの。…静かにして頂戴」

「えっ!そうなんですか!?それはすみませんでした……ってか前から思ってたけどアナタ何者ですか」

「僕は猫も好きですが犬も好きですよ♪可愛いですよね〜いい声で鳴きますしね♪」

「椿ぃいい!!お前も怖いんだよっ!何から何まで!てかまだ猫と犬について話してたの!?」

「じ、じゃあ奏君!私達はゲーム話でも…「却下」

「えぇええ!!ガビーン…」鈴音ちゃんはどっかの古いアニメの落ち込み表現を言って沈み込んだ。

「とにかく…たまには何かやりましょうよ!」

「たまにはって…やってるじゃん!猫と犬の会議!」

「そういうことじゃねぇよっ!もっとタメになることを…」

「落花生食べましょう♪」

「タイミング悪いわっ!何かそれがタメになることみたいじゃねぇかっ!」

「不満でしたか?なら次はチクワとか…」

「次を用意するなっ!ていうか不満とかじゃないっての!もっとタメになる…」

「ちくわ…ちくわぶ…ちくわ部?フフフ!ちくわ…ブッ!ハハハハハ!」

「一人で夕姫は何言ってんだっ!」もうこの人たち止めれない。なんとかしてくれ…。

「よしっ!じゃあ部活動の見学いきましょう!」

「「部活動?」」

発端はこんなひょんなことからだった。