コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- 第12話:すさまじき能力! ( No.35 )
- 日時: 2010/06/17 20:47
- 名前: @遮犬@ (ID: SmzuliUF)
「聖滝って・・・あの?」
「あのってどういう意味ですか!有紀さん!てか次の話いっても足どけないってどういうことだ!」
「あ、ごめん。ずっと踏んでたの忘れてたわ」
「忘れるなっ!!思いっきり制服に足跡ついたじゃねぇか!」
「そのぐらいで・・・みみっちぃ男ねぇ。それでも生徒会メンバー?」
「悪かったな!みみっちぃし冴えないしボロ雑巾みたいで!!そこまでボロカスに初対面で言われたのは」
そこで少し止まる・・・言われたのは・・・・。
「お前で20回目だっ!!」
「めちゃくちゃ多いじゃないっ!」初対面のやつにつっこまれた・・・しょうがないだろっ!
「ともかく、聖滝姉妹っていうのは有名な姉妹よ。この学園ではね」
「なんです?姉は美人で妹は鬼ということで知られてるんですか?」
「誰が鬼よっ!初対面で失礼ねっ!」
いやいや・・・紗希とかいったか?お前さ、人のことあれだけボロカスにいってきたのはお前からだろ?
「「そうだっ!失礼だぞっ!」」
「えっ!?なんで!?」生徒会全員から指摘された。俺本当に扱いがボロ雑巾だぁ・・・悲しすぎる。
「話を元に戻すけど、姉のほうは優しく成績優秀だけどかなりの天然で・・・妹のほうは確か姉のボディーガードみたいなことをしていると聞いているわ。両方綺麗し、面白いこともかっこいいこともあるから・・・」
なるほどな。多分面白いのは天然のほうの姉であり、かっこいいというのは妹のほうの紗希なのであろう。
「姉妹ということは・・・」
「あ、はい。私は二年生ですっ。紗希は一年生ですよ〜」
「日向に手を出したらタダじゃおかないから!ボロ雑巾!」
「ボロ雑巾いうなっ!!手ぇ出せないよっ!ていうかだせねぇよっ!」
さっきから夕姫やら椿やらの視線が痛いのは気のせいか?
「・・・ま、いいとして。わかったよー入部許可ー」
「この一連の会話で認めたのか・・・」
「そういえば、ここの生徒会は何をするんですか?」
「「はぃ??」」生徒会一同素っ頓狂な声をあげる。
「何いってるのっ!日向姉!軽音でしょ!?」
「あぁ・・・そうだっけぇ?」
((ほんとに大丈夫なのか・・・??))生徒会一同は苦笑しながらその場を見つめる。
数分後・・・
「じゃっ!そういうことで今日からよろしくねっ!」
「うんっ!よろしくっ!」
「ところで・・・お二人は何を演奏できるんですか?」
「えーと・・・私はギター!」
「私は・・・タンバリン?」
「まてまてまて・・・前者の妹のほうはわかるさ。だけど姉!!姉しっかりしろぉおお!!」
タンバリンなどを持って何が軽音だろうか。噂以上のかなりの天然らしい。
「これは・・・すさまじいわね・・・」有紀さんももらすほどの天然。
「タンバリンはないですよ〜。そうですねぇ・・・日向先輩はキーボードとかいけそうですよねー」
んー。鈴音ちゃん、確かに見た目はそんな感じだが、元ネタを見てみろよ・・・タンバリンだぞ?
あの宴会とかカラオケぐらいでしか使うことのない・・・タンバリンだぞ?
そこからキーボードまでランクアップするのはいささかキツくはないか?
「あ、キーボードできますよー!」
「えぇええ!」驚いたさ。タンバリンっていってたやつがキーボードはできるんだからな。
「えと・・・キーボードって何かわかりますか?」うわぁあ!めっちゃ失礼なことを椿が聞いたぁあ!!
「えっと、パソコンのあれですよね?」
「はいOK−!望みどおりの答えだー!」俺はつい参ったとばかりに声に出してしまった。
「何がOKなのよっ!真面目にしなさいっ!」夕姫に怒られた。だって!!何か腹立つんですもの!
「ほぅ・・・じゃあ一回やってみてくれる?日向さん」
「な、なんてことを・・・有紀さん・・・」キーボードと叩きをやれと言い出すとは・・・はやまるなぁあ!!
丁度パソコンがあり、そこに席をつく日向。
「・・・ロック解除。セキリュティOFF」
「え?え?何が始まったんだコレ!?」
「静かにしてっ!・・・くるわ・・・日向姉の奥義が」
「キーボード叩きでっ!?バカにもほどがあるだろっ!!」
「黙れっ!ボロ雑巾!」ついには生徒会メンバーからいわれるハメに。俺なんかしたか!?
「うぉおおおおおおおお!!!!!!!」あのさっきまでの天然キャラモロだしの日向さんが・・・まさか、
こんな熱血漫画みたいに叫ぶとはぁあああ!!!
「食らえ!俺の・・・!ビッ○バン!アタァアアアクっっっっ!!」
「ベ、ベ○ータぁああああ!!!!!!!」まさかの急展開です。日向さんがベジー○になりました。
「すごい・・・!これが・・・エコロジー!」
「全く関係ないですねぇ!!?ていうかどうしちゃったんです!?日向さんはっ!!」
「南無阿弥陀仏・・・・」
「有紀さんはどうしたっ!!いきなりアナタが唱えだしたらデーモンぐらい召喚しちゃいそうだよっ!」
「とりあえず緑茶置いてみます・・・」
「緑茶いらねぇええ!!椿っ!やめろっ!お前なんで目が虚ろなんだよっ!!」
「私はっ!明るすぎて太陽となるぅうう!!!」
「鈴音ちゃんは黙ってろぉおおお!!!!」
「さすがは日向姉!!すごいっ!」
「確かにすごいけどっ!自分の姉が○ジータになってる姿見てそう思うのは違うと思う!!」
「ハァアアアアアアアア!!!!!」
「こ、これは・・・!いや!しかし!!・・・すげぇええ!!!!」
〜中継不能といたします。これ以上は放送することができませんのでご了承ください〜
by生徒会、暴風警報一同より