コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

第18話:天井よりきた少女! ( No.58 )
日時: 2010/07/17 17:25
名前: 遮犬 (ID: SmzuliUF)

「どこからツッコんでいいのやら・・・・」

天井から落ちてきた少女、ここの高校、眼鏡かけてて文化部のほうの部類か・・・?部活やるとしたら。

あーでも質問の前に名前聞かなきゃな・・・。

「あの、お名前は・・・?「人の名前を尋ねる前に自分から申したほうが、いいんじゃないのか小僧」

・・・うっほぉー・・・これまた・・・すごいヤツがきたな。

「えと・・・すみません。俺の名前は篠原 奏・・・」

「私が来たのは、相談するため」

コイツも人に喋らせておいて自分別の話いってますタイプか・・・この手のタイプならもう慣れた。

にしても・・・外見大人しそうで声を小さいのに発してる言葉が汚すぎるというか・・・なんといいますか(笑)

「笑い事じゃ、ない」

ツッコまれましたよ。どうしましょうねぇ。この子、人の心も読むタイプですよ。鈴音ちゃんと同類か?

「あの子よりか・・・マシ」

否定しやがった。なんて野郎だ。ていうか俺言葉喋らなくても会話できるんじゃねぇのか?

「・・・で?相談って?」そういえば相談かなんか受け付けてたな。そのせいで俺、一人でいるんだっけ。

「・・・・」

「・・・・」

「・・・・?何?」

「いやいやいやいやいや!!!」お前から言ったんだろうがぁああ!!!悩み言えや!腹立ってきた。

どうしてこうも俺の身の回りの人間は神経を逆撫でするような人たちばかりなのだろうか。

「・・・そうなの?」

「・・・ごめんけど心読むのやめてください・・・肉体的にも精神的に大分苦痛だから、それ」

数分後・・・・

「私率いる部活動が、今廃部になりそうなの。だから、手伝って」

えらく単刀直入だな・・・。あ、数分後の間に俺は計5回ほど心読まれました(苦笑)

「部って・・・何部?」

「探偵部」

「・・・・は?」俺の耳が悪かったのだろうか。まさかそんな・・・プライベートを汚しそうな部が・・・あるのか?

「探偵部。生徒の依頼を聞いてそれを調査する部」

どうやら本物らしかった。なんてこった。そんなんじゃ俺のプライベートも・・・

え?いや、やましいことなどはしてないけどさ・・・

「あなたの情報もある」

「え!!?どんな!?」自分のことを言われると興味津々になってしまう男、それが俺。

「別名、ボロ雑巾」

「熟知しておりますっ!他は!?」

「・・・重大な秘密を入手してる」

「なっ・・・!まさか!あのことかぁあ!!?」

「それは・・・」

「それはっ!!?」

「一日タマゴは2個までっていうこと」

「いやいやいや!!俺そんな切羽詰ってないし!それで不満が多いの坂○さんぐらいだよねぇ!?」

「他は、ない」

「よかった・・・」といってもただ単に部屋がものすごいことになっているという茶目っ気100%なのだが

「・・・なるほど・・・」

「そうだった!コイツ心読めるんだった!っていうかそれよりっ!お前名前っ!!!」

しまった、ついついノリにのってコイツの名前を聞くのを忘れていた。名前聞かずにして本題にいってた。

「私は、綾下 椎(あやした しい)」

「綾下な。んで?本題よりまず、天井。どうしてくれる?ていうよりまずなんで天井から侵入?」

「・・・探偵だから」

「関係なくねぇ!?そこは忍者かなんかだよっ!探偵は関係ないよなぁ!?」

「・・・・・・ウザ・・・(ボソッ)」

「今反抗の態度見せましたよね!!?なんだよっ!俺正論じゃねぇ!?」

「・・・・」

「だからって黙るのやめてぇーー!!!」

数分後・・・

聞いた話によると、探偵部はいまや部員が少ないらしい。

そこで暴風警報の人気さで部員集めを手伝ってほしいとのこと。

「しょうがない・・・俺しかいないし、ていうより初の仕事といっても過言じゃないしな。手伝うよ」

「・・・嫌」

「じゃあ帰れぇえええええええええ!!!!!!」

先生、俺もう身がもちません(泣)